2016年5月8日日曜日

春山ルール11 : そういう事だったのね、株価は織り込み済み

株価が何故が動いていく

何故上がるのか、何故下がるのか、理解できないまま時間が経過する
しばらくすると、ニュースが出て「あー、そういう事だったのね」と理解する

そういう時、自分がニュースを読んで株価の上下動の理由を理解してから売買するのは一考したほうが良い。
何故なら、株価は既にそのニュースを徐々に織り込みながら動いてきたのだから
 
徐々に織り込むとは、・・・・
1:その企業に熱心な人々は様々な公開情報を丹念に毎日収集している
2:その人々は、収集した情報に基づき「何か良いこと、何か悪いこと」が会社に起こりつつあることを察知する
3:察知する人々が徐々に増えるに従い、その株を買う(もしくは、売る)行為が増加する。
4:その結果、その株価は徐々に着実に上がる(もしくは、下がる)
・・・・というプロセスである。
そして、熱心では無い投資家も読むにようなメディアにニュースが掲載された時点では、ほぼ全員(投資家としては失格なほど鈍感な人を除いて)が知るところとなり、株価は数日間大きく動き、そのニュースは完全に織り込み済みとなる。

決してインサイダー情報で動いているのではない。
インサイダー情報の場合は、少数の人が人知れず売買するので、基本的には株価をあまり動かさない。

例外的な理由によって動くこともある。
売りの場合が多いのだが、特定の投資家が特定の理由のために持ち株を処分する必要に迫られることがある。

1:その投資家は決められた期日までに完全に売らねばならない。
2:持ち株は一日で売るには多すぎ、通常は1週間以上を要する
3:たいていは「*月*日までに、**株を値を崩さないように売ってくれ」と証券会社(もしくは、社内の売買専門のトレーダー)に委託する。


この場合でも、その株価は徐々に着実に下がることが多い。

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