2014年3月23日日曜日

先週ミーティングしたUK人との会話

1:日本は外国人と常時接することがないと言う意味で、G7先進国の中では、唯一特異な国だ

2:世界には格差や差別があること、そしてその格差や差別には一定の合理的で歴史的な理由があることが、日本人(特に戦後US占領後の教育で育った日本人)には、体で理解できないようだ。

3:その一定の合理的で歴史的な理由は各自が学んで認識することだ。口に出して主張することではないこと、それを認識したうえで紛争に冷静に対応する、そういう事を知恵として我々(欧米人という意味)は学んだ。

4:ウクライナ問題、中東問題、人種宗教問題、日本人はそれらは「人類皆平等」だからオカシイと思うかもしれないが、そう思う日本人こそが世界的には特別な少数意見だ。

5:現在の対中国、対韓国で歴史認識や領土問題で日本人は怒っているようだが、欧米はそのようなことを何百年も前から経験してきたので、ようやく少しは冷静に対応できるようになった。日本が冷静に対応するには今後100年ほど必要かもしれない。

6:総じて日本人は、親切、お人よし、性善説、ガードが甘い、という欧米人や中国人から見れば「無菌の実験室の生物」のような純真無垢な性格をしている。UK人から見れば、それで生きていける日本人が、うらやましい。私(UK人)も日本に生まれて育って死ねれば幸福かもしれない。

7:全員が結果平等じゃないと不満・嫉妬を持つ状態は日本人ならではだろう。我々(欧米人)は、チャンス平等は主張するが結果平等は主張しない。社会のセーフティーネットは別として

8:結果平等を主張できる背景は、日本が経済的に豊かで余裕があるからだろう。世界は全員が平等になれるほど豊かでない。そんなことを目指せば全員が貧乏になり全員が不幸になる。

9:移民が無い限り、日本人は100年後には6000万人程度に減少するが、その人口規模では、世界に影響を与えるG7の地位は維持できないだろう。

10:純潔日本人として縮小均衡を歩むか、それ以外の道を選ぶか、日本人が決める問題だ。

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