2014年12月19日金曜日

補助金でミニ東京を造ろうとしているが、全部失敗する

地方再生

補助金でミニ東京を造ろうとしているが、全部失敗するだろう。

エセ東京じゃあ、東京に負ける。
人間は本物が見えている時は、偽物には寄り付かない

東京には無いモノを魅力として打ち出す。
そうすれば、東京の「魅力」を「私にとっては、東京は魅力じゃない、ここの雰囲気や環境が好きなの」という人間が、その地方に住む。

東京の産業が「A」なら、ここは「B」という戦略が正しい。
大きく圧倒的に強い「A」があるのに、小さく中途半端な「a」を造っても、最初から負けが決まっている。

facebookコメントヘ

2014年12月17日水曜日

サービス業の労働生産性向上

製造業は過去30年以上にわたって労働生産性を向上させてきた。
機械化、システム化を進め人を減らしつつ、生産を増やした

90年代前半以降は、製造業の労働者の絶対数が顕著に減少した。
そこで余った労働者は、サービス業が吸収した。

サービス業の生産(=サービスの提供)が増えるペースを上回って、サービス業従事者が増えた。
機械やシステムを導入するより、人にやらせた方が安価な状況にまでなった。
バイト、パート労働者が掃いて捨てるほどに豊富だった。

サービス業の労働生産性の向上が叫ばれるが、それは製造業と同様に、機械化、システム化を進め人を減らしつつ、サービス提供を維持または増加させることで達成されるだろう。

その過程で余剰になった労働者は、サービス業の中で「機械以下のコストで雇える労働者」として、低賃金労働を強いられるだろう。

2014年12月12日金曜日

お金を増やす事以外を気にする人々

上がっている大型株を追いかける宿命の機関投資家
なんでお前はもってないのだ!と営業担当者が怒る

上がっている中小型株を無視する性癖の機関投資家
別に持ってなくても、インデックスには影響ないし・・・

全てはお金を増やすことよりも、インデックスとの競争を強いられるからね

インデックスの予想すらできないのに、競争なんて、あはは、、、ですよね

インデックスの予想って
どんな経済になるのか、
じゃあどこが恩恵を受けるのか、
ならば全体はどうなるかのか
つまり森も木も予想&判断することなんですよ

何かと言えば、
インデックスは・・・
インデックスのセクター・ウェイトは・・・
そんな事を言い訳するFMは、呪縛の中でもがくだけですね

facebookコメントヘ

2014年11月27日木曜日

種蒔きから刈り入れのサイクル

株式投資が上手く行っている時は、新規銘柄の発掘(種蒔き)、保有主力銘柄の順調な株価上昇(成長)、適切なタイミングでの売却(刈り入れ)というサイクルがスムーズに回っているものだ。

株式投資の「種蒔き、成長、刈り入れのサイクル」で一番難しいのは種蒔きフェイズだ。

園芸における種蒔きでも、種蒔き、発芽の後で「必ず間引き作業を実施」して、良い花を咲かせる苗だけを苗床から花壇に移植する。発芽した半分以上は廃棄される。

株式投資でも、新規投資銘柄の発掘にあたっては、夢と希望、疑いや心配の入り乱れる精神状態の中で、完全には理解していない銘柄に自分の大切なお金を投ずる

完全には理解していないがゆえに、間違いも多い。
それゆえ、株式投資の種蒔き段階(正確には花壇への移植直前まで)で重要なことは、ダメ株の間引きだ。綺麗な花を咲かせない苗(失敗投資銘柄)は、この段階で間引いて、残存価値の回収(損切り売却)だけで満足するべきだ。

成長フェイズは楽しい、
今か今かと大輪の花が咲くのを待つのだから
刈り入れフェイズも難易度が高い
投資に成功した銘柄に対しては思いれが大きくなり、もっともっと株価は上がるハズだと感じてしまう。
悪材料が出ても、これまでも様々な難局を跳ね返してきたから、今回も大丈夫だと安易に考えて、悪材料を真剣に検討しなくなる。

どんなに成功した銘柄であっても、毎回初心に帰って、「もし現金100%状態なら、この株に投資するか?」という気持ちで、好材料・悪材料を精査しなければならない。

色々考えて、ダメと判断したら「脱兎のごとく、一気に全部売却」すべきだ。
脱出は分割しない方が良い。後ろ髪を引かれてはならない。
(ポジション調整の利益確定売りによる持ち高減らしは、ここでは触れない)

人間もその他の生き物も、必ず寿命があるから、どこかで終わり、消えてしまう。
しかし、株は一旦は地に落ちても、また復活する、完全倒産で消滅しない限り。

投資していた銘柄からの脱出は、死亡宣告では無いのだ。
復活の日まで暖かい気持ちで観察すれば良いのだ。
熟知した銘柄だから、他の誰よりも早く、復活の胎動を察知できるハズだ。

facebookコメントへ

2014年11月23日日曜日

生産性の向上が過疎化を促進したかもしれない

帰省して理解した田舎の村の歴史

父の田舎は、1212年にH氏が源頼朝の命を受け、京都から猿田彦命の御神体を背負い、ここで一村を起こしたのが始まりと伝えられる。その後、人口が増えたのだろうが、現在は多くの村民の子孫が村を去りつつある。

人類の数万年の歴史の中で、九州の田舎の奥地まで人間が住んだ歴史は、ほんの800年で、それも終わりりつつある、ということだ。

田舎の墓参りをしながら考えたのだが・・・
 農業の生産性が低く、一定の面積から収穫される農産物には限度があった時代は、田畑面積当たりの養う人数が少なく、人口の増加は、現在の田畑以外の場所へ、増えた人口が出て行って田畑を開墾するという自然の流れがあったのだろう。

しかし、農業の生産性が向上し、面積当たりの生産高が増えて、不便な田舎の奥地にまでに人口が流出する必要がなくなった
同時に、非農業部門の生産性が農業以上に向上したため、非農業が生み出す付加価値で農産物を有利に購入する事が可能になった。さらには、海外からの購入も有利な条件で可能になった。

人間は生産性の高いビジネスに集まる。
生産性の低い「狭くて細切れな農地」に立脚する田舎から人口が流出するのは必然だったと思う。
生産性の向上が過疎化を促進したかもしれないと思うのだ。

なお、源頼朝の命を受け、京都から猿田彦命の御神体を背負い、ここで一村を起こした、という表現は正確には、「源平合戦で負けた平氏の落人が逃げこんだ人里離れた場所」に平氏残党の追討軍がやって来た、と会社うすべきだと思う。なぜなら、先祖は平氏の子孫だと聞いたことがあるからだ。

facebookコメントヘ

2014年11月17日月曜日

回答が困難な個別株に関する質問 : 今から買っても大丈夫ですか?

私が、2か月前に買って既にそこそこの含み益がある株に関して、「今からでも大丈夫ですか?」と質問されることが多い。

回答は困難だ。
質問者がどんな投資家かワカラナイ
3日以下の短期投資家なのか?
平気で1-2年は保有する人なのか?
買ってから5%も下がると怒る人なのか?
5%下がったら、買い増す人なのか?

昨日まで買いだと思っても、明日は手のひらを反して売るのが株だ。

昨日はOKと伝えたその人が良く朝に買う時、私は売っているかもしれない。

数か月までに、結構な嫌みを言われた。
面と向かって言われた。
10個の内、9個儲かっても、1個損すれば文句を言う。
それが人間だ。
でも口に出して文句を言うやつには二度と株の話をしない事に決めている。

2014年10月22日水曜日

伊藤レポートのめも

持続的成長への競争力とインセンティブ(伊藤レポート)

facebookに書いたの断片メモの集合



投資するならファウンダー経営者企業
約4年でコロコロ変わるサラリーマン社長企業は避けるべし
(アベノミクス伊藤レポート)

個人の保有する現預金(800兆円)は、株式投信信託に誘導すべきだ
個人が自分で投資するとリサーチを軽視する短期投機家になるから、避けるべきだ。
NISAでは回転売買させないようにするべきだ。
(アベノミクス伊藤レポートの行間より、春山の意見ではありません)

1:利益を上げる確率の低い企業には資金が集まらない。
2:一回コッキリではなく、持続的に利益を増やし続ける企業(成長する企業)には、安心して落ち着いた資金が集まる。
3:企業の利益の変動性が激しく、企業のビジネス内容がコロコロ変ったり、経営者の言う事に一貫性が無い企業には、短期の投機資金しか集まらない。
(アベノミクス伊藤レポート)

持続的に低収益にある企業の問題点
投資家には、短期のサプライズ狙い、思惑やニュースによる株価変動しか投資機会が与えられない。
こういう企業に長期投資家が来ないのは、投資理論(=算数の結果)的にも当然である。
(アベノミクス伊藤レポート)

最低の経営者
わが社の株価はもっと高くて当然だ。。。そういう事をペラペラ言う社長
ディスクロも不十分で投資家は短期でしか株を買わないと文句を言う。。。そんな社長
ディスクロを通じて、投資家に何をどうするかを公言し、有言実行で成果を出せば、自然に株価は上がる(=企業実態を反映する)ものだ
(アベノミクス伊藤レポートを読んだ春山の感想)

的に当たるまでの時間
第一の矢、緩和:一瞬
第二の矢、財政出動:数か月~1年
第三の矢、資本効率を意識したROEなどの資本効率の向上:10年
資本効率を意識したROEなどの資本効率の向上は、アベノミクスの大三の矢の中核である
(アベノミクス伊藤レポートより)

企業価値には、統一見解がない
株価が下がったとしても、企業価値が上昇していれば良いじゃないか。
これを主張するグループは、顧客、取引先、従業員、地域コミュニティを重視し、ROEや利益率を軽視する。
企業価値を顧客、取引先、従業員、地域コミュニティ、株主が享受した利益の総和と理解し、株主は上位には位置づけされない。
この考え方に対する賛同者は多い。
(アベノミクス伊藤レポートの行間より)

情報を不平等公開する方が、ROEを上昇させる企業経営には良いかもしれない
旧:通り一遍の情報を同時に多数に公開する
新:高レベルの投資家のみに、詳細情報を公開する
(アベノミクス伊藤レポートより)

四半期業績の予想の当たり外れに注力しているアナリストや投資家には、1:詳細情報を与えず、2:企業との対話にも参加させない

(アベノミクス伊藤レポートより)

株主に対する情報開示を選択的に差別化することによって合理化を図るべきだ。
株主総会前に重要な実質株主(=短期投資家や雑魚を除外)との対話や事前打ち合わせをすべきだ。
重要な実質株主には、その他投資家よりも早めに詳細な情報を与えるべきだ
(アベノミクス伊藤レポートの行間より)

同じ商品やサービスを提供している企業が複数存在する場合、取引先への社会的責任を多く果たしている企業の方が、高価格を実現できる。
(アベノミクス伊藤レポートより)

勝ち組の多くは、オーナー企業
経営者のモチベーションが、サラリーマン企業の比では無いからだ
USのSP500社の内、35%がオーナー企業
(アベノミクス伊藤レポートより)

企業の資金調達が銀行からの融資が多すぎると、銀行の悪い姿勢が企業の成長を妨害する。
銀行には、チャレンジで成功するよりも失敗する事を過大に考え、チャレンジをさせないように企業を説得するDNAが埋め込まれているから
成功してもローンの返済が改善するわけではない。
失敗すれば、返済が危うくなる。
このリスクテイクに関する非対称性が根本的な理由だ
(アベノミクス伊藤レポートより)

日本企業の多くがROEが低い理由
差別化無しの商品&サービスが乱立するので、価格のみが競争力になってしまい、値下げがssンを強いられる。
差別化は一朝一夕には達せ出来ず、4-5年で交代するサラリーマン社長では実現できない。
(アベノミクス伊藤レポートより)

投資家に長期投資を求める企業だが、株価が停滞または長期下落する環境では、長期投資は成立しない。
短期トレーディングにリターンンの源泉を求めるのは合理的な投資行動だ。
(アベノミクス伊藤レポートより)

グローバル投資家が想定する資本コストは7%
資本コストを超えるリターンを出せない企業に対しては、短期トレーデダーか低レベルの長期投資家のみが資金を振り向ける。
ROE>8%を達成することが、グローバル投資家、高レベルの日本の長期投資家の投資対象になる条件
(アベノミクス伊藤レポートの行間より)

株式で資金調達した企業は、その資金が株主のものという意識は低い。
特に内部留保に関しては、長年にわたって積み上げた内部留保資金が多額であっても、株主に「返す」という意識は無い。
何故、「俺達が汗水たらして稼いだ金」を短期売買しているアイツらにくれてやる必要があるのだ、という意識の経営者もいる。
(アベノミクス伊藤レポートの行間より)

日本企業で社外取締役の効果が少ないのは、多角化しすぎた大企業が多いからだと思う。
社外取締役の知識や見識は狭いので社内事情に精通した従業員上がりの役員に、全く太刀打ちできずに陰で馬鹿にされている可能性があるのかもしれない。

一方、ビジネスがフォーカスされた企業の場合、社外取締役の選定においても、そのビジネスに知見のある人物が選定されるので、ビジネスに貢献する割合が大きい。 
(アベノミクス伊藤レポートの春山の感想)

経営者の在任期間が長い(8年~12年)ほど、ROEが高い。   
(アベノミクス伊藤レポートより)

企業のIR充実やネット情報の普及で一般的な企業情報の取得が容易になり、アナリストの優越性が低下した。
その結果アナリスは、欧米には無い四半期ごとのプレビュー・ミーティングやその他の機会を通じて、非公開情報を得ようとする動きが強まった。特に、小型株に関してその傾向が強いが、経営者側でもフェア・ディスクロージャーの意識が低い。
(アベノミクス伊藤レポートの行間より)

レポート:海外に比べてアナリストの数が少ない、増やすべきだ。
春山:多数のアナリストに給料を払えるほどの収入を証券会社は得ていないので増やせない。アナリストは趣味ではない、ビジネスだ。
しかも、投資家は情報に金を払いたがらない。オーダー出すからでごまかす。
(アベノミクス伊藤レポートへの感想)

株式市場や企業に関する情報は、ネットの発達で、ネット以前と比べて、頻度も量も質も飛躍的に増加した。
情報に反応して、株価のフェア・バリューは変動を続ける。
フェアバリューが変化すれば、それに呼応して株式の売買が増える。

情報が無いために株価はほとんど動かなかった過去と比べれば、株価変動回数は増える。
その結果、出来高が増加するが、増加分の主たる部分は、証券会社のトレーダーや、情報に接しやすくなった投資家だが、彼らは高頻度の情報に呼応して、高頻度の売買を実行する。

これは株の保有期間の短期化という算数の結果をもたらす。
良いことでも悪い事でもなく、情報の量と質と頻度の変化に対する自然な対応に過ぎない。
(アベノミクス伊藤レポートの行間より)

長期投資したくても、持てば持つほど株価が下がるのだから、短期のリバウンド時にのみ短期間保有することは、正しい投資行動だった。

長期投資をしたくても、企業がそのための情報を提供してこなかった。企業は長期的に悪化する企業ファンダメンタル情報を開示したくなかったのだが、それは仕方がなかろう。

空売りが一般的になっていれば、「空売りの長期投資」も可能であっただろうが、政府も証券会社も企業も、カラ売りを忌諱してきたので、結局は短期現物保有しか合理性を持ちえなかった。

一部の例外企業はあったが、指数全体としては、上記の状況が、1990年1月から2012年10月まで、23年間も続いた。
(アベノミクス伊藤レポートの行間より)

グローバルな長期投資家が企業のディスクロに求めているのは、企業の将来計画に関して「何故そう考えるのか?」と「それをどうやって達成するのか?」という点だが、日本企業のディスクロは、「何をやります」とだけ書かれている
(アベノミクス伊藤レポートより)

企業との真摯で建設的な対話は、1、インデックス投資家、2、クォンツ投資家、3、広い分散投資に対しては拒否しても良い。
4、少数の銘柄に集中投資している投資家と密なミーティングを行うべきだ。運用を委託する方も、1,2,3ようりも、4、集中投資家へに高めの運用フィーを払うべきであべき出会う。
(アベノミクス伊藤レポートの行間より)

企業との真摯で建設的な対話を実践して企業価値の向上と株価の上昇に貢献している投資家、何もせず恩恵に浴するだけの投資家、後者はフリーライダーと言える。
前者の投資家は、何らかの恩恵を追加的に享受しても良いだろう
(アベノミクス伊藤レポートより)

facebookコメントヘ

2014年10月2日木曜日

お客様は神様です、、の意味は

お客様は神様です、、の意味は

買ってくれる人、儲けさせてくれる人、、、そういうお客様は神様です。
ビジネスは、そういうお客様を大事にします。

もっと安くしろ!とばかり言って、しかも購入は少なめ、その結果ビジネスは損益ギリギリ、
それじゃ、ビオジネスは伸びません

不景気な時は、仕方が無いので後者の分野で食いつなぎます。
稼働率を維持して、ギリギリの経営をして、ビジネス環境が好転するのを待つのは、ビジネスの王道です。

好転したら、
買ってくれる人、儲けさせてくれる人、そういうお客様にシフト&集中します。
お客様とビジネスが、Win&Winの関係になるからです。

後者のビジネス領域からは、撤退が増えます。
だから、残り物に福がある、という状況も出現します。
後者のビジネスの競争環境が改善(=ライバルが減る)するので、利益が出せる企業が増えるのです。

全体としては、高価格帯にビジネスはシフトしますが、低価格帯ビジネスでも上位企業のシェアが拡大するので、そういう企業にとおってはビジネスは利益を出しやすくなるのです。

facebookコメントヘ

2014年9月30日火曜日

寄せ集めはガラクタだ

FMになって四年目の若者から相談された。
もっと上手な運用担当者になりたい。
有名な投資家の本や運用手法を真剣に勉強して実践しているが、現状に不満足だと言う。

彼の実績を聴くと普通だ。
特に卑下する必要はないし、4-5年目ならこんなものだろうと判断した。

彼は次の数年で一流になりたいと言う。
私は質問した。
運用が好きですか?
毎日が楽しいですか?
得意分野、得意な手法は何ですか?
有名な投資家の中で誰が好きですか、誰のようになりたいですか?

これらに関するやりとりを通じて彼には一つだけアドバイスした。
有名な投資家の優れた投資手法を良い所取りで集めたら、その結果は平凡以下になる。
お互いの投資手法の判断基準は矛盾するので、足の引っ張りあいになる。
その結果、ちゃらんぽらんな投資行動になる。
これだけというもの以外を捨てなさい。

彼は口では「そうします」と言ったが、決してしない態度だった。
彼と別れてから、「あれ、この台詞、他の分野の人にも言ったなぁ」と思い出して笑ってしまった。
芸って、皆同じだ。あはは、です。

アレもコレもと思ってもがく、、でもたどりつくのは、「コレだけで良い」という境地。
私の運用なんか、コレしかできないの典型、
でも、コレだけでこのパフォーマンスなら、大満足
他に何も望まない。

彼とのランチの後、鳩居堂で写経セット買ってしまった春山です。
物欲、心の欲、いろんな物を知らず知らずのうちにドンドン捨てている私、
そのさ迷いの過程で、写経セットに寄り道しているのかもしれません。

2014年9月29日月曜日

終わりなき世界

プレゼンはライブ演奏だ。
練習はスタジオ・レコーディングだ。

春山さん、プレゼン上手だね、たまに言われる。
そりゃ、事前に準備はしっかりやる。声を出して練習する。トータルの時間を測る。

でも、それは聴衆のいないスタジオだ。
聴衆の視線、居眠り、様々な緊張感は無い

所詮、練習は練習だ。
何十回練習しても「これだけやったんだから」という自己満足に過ぎない。

プレゼンはライブ演奏だ。一種の芸だ。
芸には終わりが無い
上手なプレゼンをする芸には終わりが無い。

事前に練習して、5回シリーズの講演会に臨む、
初回で気づいた点を2回目には改善して、その繰り返しで、最終日までやる。
最終日のプレゼンの最中にも、「あっ、ここをこう改善すれば・・・」と気づき、修正をメモ書きする、もう講演は終わりにも拘わらず。

どれだけ事前に準備しても、練習しても、これで完璧という域にはならない。
プレゼンは100点満点で言えば、良くて90点、普通は80点、下手すれば70点だ。

ある日、思った。
そうか上達に終わりが無いのだから、本番が100点なんてありえないのだ。

そして、それからは、「笑ってプレゼンする」ことに決めた。
その笑いの意味は、「あはは、ごめんね、チャント100点の講演会じゃなくて・・・」という笑いだ。

「今日は100点!」と瞬間感じても、それに満足すれば進歩が止まる
その瞬間、私は負け組の仲間入りをする。

2014年9月14日日曜日

男女共存は、生き生きとした生命感に溢れた社会を生む

男性だけの会社コミュニティ
だらしなく、下品でも許される。
飲み会だけにとどまらない下ネタ。
これらは、異性の目が無いからはびこる。

女性だけの井戸端会議社会はどうだろう。
参加したことが無いから、まったくわからない。
だらしなさ、下品さ、やはりあるだろう。

だらしなさ、下品さ、、たまには息抜きとして有りだろう。
それが常態化してはイケナイ。
モラル、見識、色んな意味でレベルが低下する、幼稚化する。

男女共学ではないが、同じ時間、同じ場所、同じ目的で、男女が共存することで、男性だけ、女性だけのコミュニティに比べて、良い刺激が加わり、生き生きとした生命感が増す

その結果、社会は活性化すると思う。

ちなみに、日中のTV番組も変化するだろう。
下らない暇つぶし番組が減少し、おそらく知識教養番組が増加すると思う。

facebookコメントヘ

男性の家庭進出で、不倫、離婚、再婚が増加する

男性の家庭進出とは、家の中だけで起こるわけでは無い。

月曜から金曜日の9時~17時という時間帯における地域コミュニティに、若い男性が進出することを意味する。

その時間帯に、これまで存在した男性は、高齢者か幼児である。
彼らの多くは、女性から見れば、「♂」とはみなされない存在だ。

そこに、「♂」が進出するのだ。
何が起こるかは火を見るよりは明らかだ。

言わずもがな、、、その結果、弁護士は大繁盛するだろう。

男性の家庭進出が、化粧品販売を増加させる

男性が家庭に進出するとは、子育て期に進出することを意味する。

子供を近所の公園で遊ばせるために、男性が公園デビューするだろう。

これまで99%女性社会だった「公園デビュー」社会に男性が出現することになる。

一部の女性は、男性を意識して、今までよりもシッカリと化粧をして公園に行くだろう。

その結果、男性の公園デビューによって、化粧品の売り上げは増加することになる。

女性の社会進出の増加は、当然化粧品の販売を増加させる。
女性の社会進出の裏で起こる「男性の家庭進出」も化粧品の販売を増加させるのである。
ささいな事かもしれないが、確実に起こると春山は予想している。

facebookコメントヘ

女性の社会進出は、男性の家庭進出

女性が社会に進出すると、それまで女性がいた場所に穴が開く

女性がいた場所は家庭だ。
女性は、掃除、洗濯などの家事と育児や子供の教育の大きな担い手であり、そこに開く穴を誰かが埋めなければならない。

男性が、朝8時から夜8時まで12時間も会社に拘束されるような「会社150%人間=12時間は8時間の150%」から、9時から5時までの「100%会社人間」に変身して、50%の時間を家庭に振り向ける、大局的にはそういう事だろう。

世の中、男性と女性しかいない。女性が出れば男性が引っ込む、それ当然だろう。

お金に余裕のある層は、第三者に家庭を担当させることも選択肢だ。
また爺ちゃん婆ちゃんの有効活用も三世代の間接同居という意味で社会的にも意義があると思われる。

春山の個人的な解は・・・
1:男性も女性も9時~4時までの7時間勤務
2:男性も女性も、9時~5時勤務の「8分の7」の所得
3:男女合計で、「8分の14=175%」の所得
4:75%部分で、保育所などの費用を賄う

・・・・という姿である。

facebookコメントへ

2014年9月5日金曜日

ネガ、ポジ、閉じこもり

何か建設的だけど前例のない提案や話に接した時、3通りの反応に接する。

1:そうですね、やってみたいです。
2:それはそうだけど・・・・
3:何も言わない、黙り込んだまま

それぞれの反応をする人を、
1:ポジ人間
2:ネガ人間
3:閉じこもり人間
と、私は呼ぶ。

その割合は、・・・
ポジ人間:3割
ネガ人間:3割
閉じこもり人間:4割
・・・・だと感じている。

ポジ人間でも、
口だけで終わる人、行動に移す人、
2:1、かな、

建設的だけど前例のない提案や話に対して、リスク・テイクの行動を起こす割合は、10人に1人という程度だろう。

そして、リスク・テイクに勝利する人は、、そのうちの・・・

facebookコメントヘ

2014年9月4日木曜日

ラッキーに感謝し続ける

ラッキーを既得権と思い、現状の幸福が自分には当然だと勘違いする前に、そっと離れる

ラッキーの賞味期限は、まだまだ残っているけど、それは別の誰かに差し上げ、自分は腹八分目で満足する。

そして、静かな平凡を過ごす。
もしかしたら、次のラッキーが来るかもしれない。

ラッキーをラッキーと感じるには、それが当然や当たり前ではない、特別の幸運だと感じる謙虚さが必要なのだ。

感じる心がなければ、ラッキーが見えない。沢山のラッキーが回りに舞っていても。 

そろそろ、まだ、もう、心の煩悩

ラッキーと多少の努力でエンジョイしてきた至福の時も終わりは来る。

幸福の頂が高いほど、失うときの痛みが突然で、その心の痛みに耐えられず悲嘆に暮れないように、事前に終わりの姿を思い描く

そろそろ終わりだ。まだだ丈夫だ。こんなラッキーが続く訳がない。次のチャンスを待てば良いだけで、何も損した訳じゃない。もう充分だ。色んな煩悩が頭を占領する。

相場に限った事ではなく、普段の生活、大袈裟に言えば人生でもいっしょだろう。

2014年9月2日火曜日

私が、45(犠牲)になる時

55を得るために45を捨てる。
何回も書いてきた経営、投資、人生の哲学だ。

自分の手の中の持ち駒の取捨選択であっても、なかなか実行できない。
ましてや、他人の55のために自分の45を捨てる
これは苦渋の決断だ。

他人とは、子供、親、兄弟、配偶者、恋人、友人、色々ある。
程度の差こそあれ、人生最大の自己犠牲の決断だろう

誰にでも、何時かはやってくると思う、こういう局面が
ジタバタしないで淡々と決断したい

2014年8月15日金曜日

単一民族の株式市場は、high volatility

日本は、ほぼ単一民族国家だ。

外敵による侵入&占領によって民族が分裂したり、圧迫されたりした経験も無い。
似たような顔をした、似たような事を考える、そんな人間が狭い国土にひしめき合って生きる事になる。

勢い、複数の異なる意見を比較考慮するよりは、みんなと違わないように、多きに従う、寄らば大樹の陰という性癖が、「ひしめいている群れを平穏に維持する」ためのルールとなっていく。

そんな日本人を上空から宇宙人が観察すれば、メダカの大群のように見えるだろう。

メダカは、誰がリーダーか不明確、正確にはリーダーは不在だ。
誰かが必要に応じて向きを変え、それが周りに伝染して、まるで一斉にほぼ全員が同時に右から左へと向きを変える。

向きを変えるべきか、何故向きを変えるのか、そんなことを熟慮するよりも、その瞬間の最適行動で、条件反射的に行動する。

仲間の動作に反対して動かなかったり、違う方向に曲がる、そいう異端のメダカはいない。
仮に、異端者がいたら、他のメダカにぶつかって、群れがスムーズに動かなくなる。そういう状況は群れにとっての最適行動ではないという基準または暗黙のルールがある。

人と同じでありたい、人と違うのを避けたい。異なることを容認するよりも、「何故オマエは、その他大勢と同じようにしないのか?」と詰問し、均質化を強要する。

異端者がいないから、行けるところまで行く。何かにブツカルまで際限なく行く。
異なる意見を社会的に抹殺するので、その時に支配的な意見の方向に一気に突っ走れる
支配的になっている理由はチェックされない。
チェックとは、さまざまな異なる意見の容認を前提とする。


様々な異端者がいる社会は、多様性を容認する社会。
多様性を容認すると複雑になる。複雑は非効率であり、スムーズではない。
ある方向に行こうとすれば、反対意見が出て、さまざまな選択肢を比較検討することになる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

株式市場は投資家の心理や態度、行動特性を反映する

メダカのように行動する社会に成立する株式市場では、比較考慮せずに、上がるものを追随買い、下がるものを追随売り、そういう行動が多くなる。
だから上にも下にもオーバーシュートする、しかもその度合いが激しい
何故買ったか、何故売ったか、皆がそうするから、ただそれだけ、、、

均質化の株式市場(=単一民族の株式市場)は、乱高下する。

異なった反対意見を考慮しないからだ。
物には限度ってものがあるでしょ!・・・なんて耳に入らない
だから日経平均やTOPIXのPERが、60倍~80倍になっても、日本は世界と違う、日本の株は独自の尺度で価格形成されるのだ、と主張する。今でも、そういうストラテジスト、アナリストは結構残っている。

facebookコメントヘ

2014年8月12日火曜日

道しるべ VS 目標&ゴール


幸せになりたい。
それは目標でも、ゴールでもない。
道しるべに過ぎない。目標の入った入れ物、箱と言っても良いかもしれない。

箱の中に入れるもの、それが目標やゴールだ。
箱の中身は人それぞれ、みんな少しずつ異なる。
何を入れるか、自分で決めるしかない。
道しるべに従い、目標やゴールに向かってstep by stepで努力する。
その結果として、目標やゴールに到達したら、あなたは幸福を得る。 


たくさん儲けたい、それも道しるべに過ぎない。
たくさん損したいという道しるべを選ぶ人はいないと思うが、それも道しるべだ。

投資における目標やゴールは、道しるべの先にある「具体的な数字や姿、状態」だ。
具体的だから到達したときに満足感を味わえる。

儲けたいとか、金持ちになりたいという方向性、
それではどこまで行っても満足が得られない。

 無間地獄か、強欲地獄に陥り、永遠に満足を得られない。
それどころか、理性を失い、身を滅ぼすかもしれない。

facebookコメントへ

2014年8月5日火曜日

二分から、段階へ

要るモノ、要らないモノ、これを分類する

整理整頓、仕事効率化、より良い人生のために、、これらに役立ちます。
そういうフレーズを頻繁に見る。

私は、要らないものを残している人はいないと思う。
正確には、「要らないと自分が思った、感じた」モノを残している人はいない。
いつか使うかもしれないから、要ると思っているから残しているのだ。

つまり、要る要らないの二分では、要らないに分類するものが不当に少なくなるのだ。

整理整頓、仕事効率化、より良い人生のために、、本当に役立つと、春山が思っているのは

1:要る順番に並べる、無理やりでも並べる、、つまり段階化、順番付け
2:下3割を捨てる

これは投資や人生における「冷徹な選択」の鉄則だと思う。

2:の下3割は、2割でも1割でも、5割でも、
そして実行する頻度も、
自分でルール化すれば良い。

facebokコメントヘ

2014年7月17日木曜日

万が一の対策は、無駄骨では無い

万が一に備えて、事前に対策を練っておく
投資でも、ビジネスでも、全てを失わないように、・・それは、転ばぬ先の杖だ

でも、万が一が起こらずに無事通過することが多い
事前対策は空振りに終わる

無駄な時間と手間を・・・ではない、万が一が起こらなくて良かったのだ
起これば、対策を練っていても、スムーズに対策が発動できるわけはない。
事前の想定なんて、現実の万が一の全てカバーできるほど完璧では無い。
万が一の事態は、事前対策を吹き飛ばすのが通例なのだ。

でも、事前対策があればすべては失わない
事前対策を練ってなければ、壊滅する。
壊滅せずとも、対策を講じたライバルに大きく引き離される状態が長期化する。

万が一の対策は、無駄骨では無い

facebookコメントヘ

2014年7月9日水曜日

調整

「これは!」と言う銘柄は、調整が始まっても、なかなか下がらない。
時には続伸する。

しかし、調整局面ではすべての銘柄が一応それなりの下落を被る。
粘っていた本命銘柄が最後に調整して、それで調整局面が終わる。

その後、また上昇相場が再開する。

普通は最後に調整した本命銘柄は、リバウンドは遅れる。
しかし、途中で上昇が加速し、先にリバウンドした銘柄を追い越して、またトップに返り咲く。
本命銘柄とは、そういう動きをする。

facebookコメントヘ

2014年6月22日日曜日

折り返し = お返しの人生へ

折り返しに思う。

随分前から意識してきたことだが、折り返したら「お返し」を始める。

残りの人生はオマケ、世間とのつながりを維持しながら、心身が健康で生きているだけ「お得」な時間

オマケだから、これまでいただいた分を、少しずつお返ししながら生きる。
出来れば、いただいた分を少し上回る程度にお返ししてからあの世に行きたい。

狭く深く生きて生きたい。
沢山の人にお返しする、そんな性格ではないし、これまでも狭い世界で生きてきたので、お返しもある程度狭い範囲のひとに沢山お返しする、そんな生き方をしたい。

どんなやり方でお返しするか?
事前に決めることもなかろう。
ここで、この人に、と感じた時に、誠意を持って沢山のお返しをしたい。

それで良いのだ。
自分も沢山の満足をしながら、おまけの分を生きていきたい。
それは「内なるもう一人の自分」へのお返しなのだ。

facebookコメント

2014年6月13日金曜日

永遠の10年遅れ

株式投資を仕事として始めたのは32歳の時
普通は新入社員(22歳)で始めるから、私は10年遅れ
研修などに行っても、周りは10歳年下ばかり

同期同年齢の人間は、いつまでたっても私より、「プラス10年の知識と経験の蓄積」というアドバンテーッジを持っている。
ハンディや遅れを取り戻そうと練習したくても、相場は練習ができない、全て本番だから。

自分より5歳も6歳も年下の連中の方が遥かに私より優れている、と思い悩む。
くやしいけど、どうしようもない。

そんな精神的な葛藤から抜け出すために、同期同年齢の人間と競争する事を諦めた。

「株を初めて何年目?」と考えるようにした。
40歳にもなってこんな事も知らないの?、できないの?・・・と言われても・・・はい、まだ8年目ですから、と考える事にした。

少し気が楽になった。
心に余裕ができた。
失敗が減った。

同期同年齢の人間と競争する事が目的やゴールじゃ無い・・・そういう事だね

facebookコメントヘ

2014年6月8日日曜日

2014年6月、生みの苦しみの月

2014年6月

私にとって、それは生みの苦しみの月
何を生むか、まだ見えていない

7月以降の仕事は?
日々の基本行動は同じことをやるだろうが、
目的とか、何故これ?、という質的部分に変化が起こる。

その変化は、2年ほど前から、少しずつ意識してきた。
7月からは、目線とか立ち位置とかが明確に変化する。
ヴィジョナリーの方向も加わるだろう。

多分、あと3年・・・何を生み、何を育てられるだろうか?

走りながら考える、、、、
いやペースダウンして周りを観察することに重点が置かれるから、
歩きながら考え続けることになる。

公私ともに、全力で誠実に歩いていきたい。
それしか取り柄がない私だから

facebookコメントヘ

2014年6月6日金曜日

心を開いて新しい世界へ向かう

尊敬する世界的なCEO、目標とする上司、愛する人、

彼、彼女らに対して、あなたは心を開く。
心を開いているから、普段の時であれば感じる「違和感や拒否感、閉じこもり」を乗り越えて、相手の言動を素直に受け入れる

相手の言動は、あなたにとって、something newであり、something differentだ。
それらを受け入れることで、あなたは変化する
その変化は成長だ。

それが見つめ合う二人の間で起こるとき、interactiveにお互いを高め合うことになる。

心を開くのか閉ざすのか、それは「どんな人生を生きるのか」に直結する。
心が開いた人と多くの時間を過ごしたい
だから私も、常に心を開いていたい


facebookコメントヘ

2014年5月16日金曜日

レディ・ポジション

(1)
やりたいこと、するべきこと
降ってくる、湧いてくる
急に増えると、混乱する
何から手を付けてよいのか判断が出来ずに、ミニ・パニック心理状態になる

(2)
やりたいこと、するべきこと
何も無いと
何をしてよいか、わからなくなる

ゴールが見えていないから
目的を認識していないから
大切な事は何かを把握していないから
priority listが心身に染み込んでいないから

(1)、(2)になったら、レディ・ポジション(どうにでも動ける体制)に戻る
迷ったら、自分の場所、帰るべき場所で、心身がバランスを回復するまで休んで再出発

facebookコメントヘ

2014年5月14日水曜日

おみくじ

普段は読んだら神社の縄に結んで持ち帰らない。
今年は何故が持ち帰った。

昨年夏ごろから、言葉が上手になりたい、と思い続けているから、おみくじの、「言葉には魂があり、力がある」という文章を読んで、持ち帰って時々読み返そうと思ったのだ

言葉とは、誰か人間に向かって発信される。
色んな人と出会って、彼、彼女らから受け取るのは「言葉」だ。
彼、彼女らに差し出すのも「言葉」だ。

色々と考えるのも「言葉」を使って考える。
言葉なしには考えるという行為すら成立しない。

出会いによって、人々は成長する、、と言われる。

良い言葉、優しい言葉、それらを発する誠実な心
双方がそういう状態であれば、一気に人間的に成長する

目をつぶって手を引かれて、どこまでも、何も疑わずに歩いていけるような信頼感を持つ関係に到達することもある

そのような信頼関係は、本を読んだり講演を聴いたりでは得られない。
面と向かって受け取る言葉の積み重ねから生まれ育つ

良い言葉、優しい言葉、それらを発する誠実な心は、理不尽な「こだわり、わだかまり、拒否行為」の心を溶かして流し去ってくれる。

ビズネスの世界では、パートナーを信じ、大切な事を託し、任せられる、という関係を得ることになる。

「言葉には魂があり、力がある」、そうなんだと、今日も感じている。

facebookコメントヘ

2014年5月12日月曜日

自由と平等の放棄

資本主義は、

1:生まれた時から拡大的、もっと大きくなろうとする。globalizationは竹馬の友

2:国境を越えて自己目的を実現する生き物。それは、より少ないインプットでより多くのアウトプットを目指す。効率化はその本能

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

国境の内部で、資本主義と民主主義が同居している間は、
民主主義が、nationalism、populismに染まっても、資本主義が国家資本主義に変質するだけで、被害者にはならない。
国家(=政治)が、資本主義を支配することを通じて、民主主義と資本主義の決定的な離婚を回避させる役割を果たす。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

国家間の経済の水平分業的が増加し、経済的な相互依存状態が増した現代においては、
国家(=政治)が、資本主義を支配(特に海外企業を締め出す)する事ができなくなる。海の向こうで活躍するのは自国籍企業なのだ。

より少ないインプットとは、より少ない労働・資本・インフラ・コストを求める資本主義は、先進国の低付加価値労働者の需要を抹殺する。

先進国の低付加価値労働者は民主主義の多数派である。

民主主義が、nationalizm、populismに染まる時、
国家(=政治)は決定的な離婚を回避するべく強権発動をする事ができない。
資本主義も、もはや国家資本主義に変質することは不可能なほどの巨大生物に育っている。

仲裁者が消え、仲裁者が民主主義に加担する状態では、
国家(=政治)+民主主義 VS global資本主義
という戦いの構図にならざるをえない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この閉塞感から脱出するには、
民主主義も、資本主義も、globalな状況に適合すべく、脱皮することになる。
脱皮とは譲歩である。現状有している物を一部放棄することだ。

民主主義の譲歩は、平等の一部放棄だ。
資本主義の譲歩とは、自由の一部放棄だ。

民主主義とは、一人一票が必須ではない。
資本主義とは自由が必須ではない。

自由と平等は完全無欠にして侵さざるべきもの、、複数で生きる時代では「過ぎ去った夢」である。

facebookコメントヘ

2014年5月1日木曜日

銘柄選択のポイント : その1

創業者が社長で会社を引っ張っている時期

(1)これは社長を観察します。

この人と一緒に仕事したいと、自分自身も思うか?
明るい性格か?
正直か?
ビジネスでは避けられない「時々起る間違い判断」を速攻で修正する胆力を持っているか?

(2)そして、やってる事が、未来があるビジネスか?


それを合格したら、あとは冷徹に、でも暖かく観察、観察、、

facebookコメントヘ

2014年4月8日火曜日

売り手の気持ち、 買い手の気持ち

買いポジションが気持ち悪くなり、その後に「あれ、失敗かな?」と思ったら、そのポジションの売り手(空売りしている投資家)の心(立場)になって相場を観察する。

売り手(空売りしている投資家)の心(立場)が、気持ち悪くなったら、底が近いという事だ。
その後に、売り手(空売りしている投資家)の心(立場)が、「あれ、失敗かな?」と思ったら、一旦は底を打ったという事だ。

投資家のポジションは様々だ。
株を買っている人、売っている人、
商品を買っている人、売っている人、
ドルを買っている人、売っている人、

色んな立場の人になって(一種の成りすまし)、その人の気持ちを感じてみよう。

相場は、さまざまな人の気持ちの隙間を上手にすり抜けながら、悠然と動いている事が見えてくるだろう。

facebookコメントヘ

2014年4月5日土曜日

意地とうっっぷん晴らし

先週末と今週末
どれだけ、人が減るか、
どれだけ、カートの中身が減るか、
近所のヨーカドーで定点観測


来店客数、、半減かな
カートの中身、、これも半減かな
ちなみに我が家の買い物量も半分以下

先週の大量買い物で冷蔵庫が満杯で、収納スペースが無いから、そもそも買えない

食品売り場で聞こえてくる会話は、
あら、こんなに値上がりしてる・・・
3%以上上がってるじゃない、嫌になっちゃう・・・

ブツブツ言って、うっぷん晴らししている。
周りに人がいないと黙っているが、
誰かが近づくと、ブツブツ不満を呟く
要は、誰かに聴いて欲しい、聴いてもらってうっぷんを晴らす
そんな事を感じたヨーカドーの食品フロアー

今週、買い物客が少ないのは当然
だって買い溜めした自分を正当化するためには、今週は買い物に行ちゃイケナイのですから

でも、アベノミクスで火が付いた「お買い物マインド」は底堅いと思う。
1500万円以上の所得上位層は、来週からは「何も無かったかのように」元に戻るだろう。
300万円以上の車の販売は好調だし、余暇を楽しむコンサート会場は満席に近いし、消費の低迷は4月だけだろう

富裕層と裕福年金世代は、先週今週で何も変化していないと思う。

都市部で生活する「非年金世代で世帯所得が400万円以上」の「いわゆる中間層」は、4-5月は消費を抑えるだろうが、5月の給与明細の増加を見たら、消費行動は元に戻るだろう。

300万円以下の層は。。。わかりません。
だたマクロ統計上は、インパクトが無いのです。

来週、来来週、観察を続けたい

facebookコメントヘ

2014年3月23日日曜日

先週ミーティングしたUK人との会話

1:日本は外国人と常時接することがないと言う意味で、G7先進国の中では、唯一特異な国だ

2:世界には格差や差別があること、そしてその格差や差別には一定の合理的で歴史的な理由があることが、日本人(特に戦後US占領後の教育で育った日本人)には、体で理解できないようだ。

3:その一定の合理的で歴史的な理由は各自が学んで認識することだ。口に出して主張することではないこと、それを認識したうえで紛争に冷静に対応する、そういう事を知恵として我々(欧米人という意味)は学んだ。

4:ウクライナ問題、中東問題、人種宗教問題、日本人はそれらは「人類皆平等」だからオカシイと思うかもしれないが、そう思う日本人こそが世界的には特別な少数意見だ。

5:現在の対中国、対韓国で歴史認識や領土問題で日本人は怒っているようだが、欧米はそのようなことを何百年も前から経験してきたので、ようやく少しは冷静に対応できるようになった。日本が冷静に対応するには今後100年ほど必要かもしれない。

6:総じて日本人は、親切、お人よし、性善説、ガードが甘い、という欧米人や中国人から見れば「無菌の実験室の生物」のような純真無垢な性格をしている。UK人から見れば、それで生きていける日本人が、うらやましい。私(UK人)も日本に生まれて育って死ねれば幸福かもしれない。

7:全員が結果平等じゃないと不満・嫉妬を持つ状態は日本人ならではだろう。我々(欧米人)は、チャンス平等は主張するが結果平等は主張しない。社会のセーフティーネットは別として

8:結果平等を主張できる背景は、日本が経済的に豊かで余裕があるからだろう。世界は全員が平等になれるほど豊かでない。そんなことを目指せば全員が貧乏になり全員が不幸になる。

9:移民が無い限り、日本人は100年後には6000万人程度に減少するが、その人口規模では、世界に影響を与えるG7の地位は維持できないだろう。

10:純潔日本人として縮小均衡を歩むか、それ以外の道を選ぶか、日本人が決める問題だ。

facebookコメントヘ

2014年2月24日月曜日

政治と経済のせめぎ合い : 「政治のウェイトが増す」フェイズ

「経済>政治」の自由放任主の資本主義は時代遅れと葬り去られた。
「政治>経済」の共産主義社会主義は破たんした。

生き残っているのは、民衆ベース(もしくは弱者ベース)の民主主義

WW2終了後、政治と経済のバランスは、せめぎ合いが続いている。

今は「政治のウェイトが増す」フェイズにある。
自由奔放に振れた資本主義の失敗(サブプライム証券化の破綻、リーマン・ショック)が露呈したからだ。


一方、弱者ベースの民主政治の腐敗も、PIIGS危機など国の借金の増大として露呈している。
弱者ベースの民主主義は、負担と受益のバランスという感覚が麻痺しているからだ。


生き残っている政治システムはもう一つある。
独裁体制だ。

これには様々なバリエーションがある。
多くは民主的なフリをしている。
北朝鮮のように個人完全独裁、中国の一党独裁、その他管理された選挙によって選出された形式民主主義の独裁体制も多数ある。


「政治のウェイトが増す」フェイズは2009年ごろから明確化した。
おそらく、いまだ折り返し地点にも至らず、というフェイズにあると思う。

facebookコメントヘ

2014年2月21日金曜日

協調の恩恵を受けるためのコスト負担

世界平和と世界経済にとって、

1:米中が対立するよりは、協調するほうが好ましい
2:米中協調にはコストが発生する。

3:「世界平和と世界経済に対する恩恵」 > 「米中協調に必要なコスト
4:コストを拒否するよりも、甘受する方が、米中はもとより、両国の支配圏にある国、さらには第三者的な立場にある国にも、「恩恵>負担」となる

5:一部の国には精神的に負担を受け入れられない状況が存在するが、それを説得する役割は米中になる。

6:日本の負担は何だろうか?
これから、それを真面目に考えてみたい

facebookコメントヘ

2014年2月11日火曜日

事前にすべての紛争を予見して、法律を制定することはできない

立法者は、事前にすべての紛争を予見して、法律を制定することはできない。

したがって、紛争に際して担当裁判官は、正義感によって「予見されなかった紛争」を処理することになる。

国内という一個の強制力が存在する倍、または、同じ民族・同じ宗教という価値観が共有される場合は、正義感による処理が受け入れられるだろう。

しかし、裁判官の正義感と紛争当事者の正義感が異なる場合は、不適切な裁判官という言い争いになる。国際紛争、宗教対立、民族対立は、その代表的なものである。

関連する過去記事 : 正義、正論、良い製品

facebookコメントヘ

2014年2月8日土曜日

もう一人の自分は、可能性

なかなか自分の殻を破れない、自己変革ができない、そういうジレンマがあるなら、「もう一人の自分」を作ってみよう。

ネット空間に別人格の自分を作って、積極的に前向きの発言をしてみよう。
時間が経過すれば、あなたに向上心があるなら、「有言実行&言動一致」の心が、少しずつ現実のあなたを変え始める。

もう一人の自分を積極的に活用する、お金はかからない、心の持ち方次第だ。

facebookコメントヘ

2014年2月1日土曜日

正義、正論、良い製品

あなたが「当然の正義や正論」と思っている事は、「あなたが思う正義や正論」であって、
隣町に住んでいる人には、あなたと少し異なる「彼、彼女らの正義や正論」がある。

ましてや隣国や他民族、他宗教の人々は、あなたとは明確に異なる正義や正論を持っている。

価値観、考え方、習慣、生活環境、富裕度、生きている時代、これらの後天的なファクターが各自の正義や正論を作り出す。
そこに100万人いれば、100万通りの正義や正論が存在し、100万個の正義や正論は、相互に影響し合い、相互に少しずつ変化をし続ける。

交流の少ない島国住民の正義や正論は類似しており、バラつきが少ないのも当然だし、他民族が群雄割拠する地域では様々な正義や正論が並存しバラつきが大きいのも当然の帰結だ。

国際政治の交渉事とは、まさに異なった正義や正論を持つ他人との交渉だ。

だから、自分の考える正義や正論を振り回しても効果が少ないばかりか、逆効果でもある。
相互不信が高ずるばかりだ。

また、時間が解決する、と考えるのは正反対で、黙って時間が過ぎれば「実力行使の結果、実効支配の現状を容認」したと看過されるのが、国際政治のルールだ。
反対であれば、明確に異を唱えなければ、他人には伝わらない

~~~~~~~~

似たような事だが、良い製品という概念がある。

良い製品なのに売れない、と不満を述べる人、企業は多い。

上記の正義ら正論の話を読めば理解できるように、
良い製品とは、不満を述べている人や企業にとっての良い製品であるが、
彼らが売りたい対象顧客にとっては、良い製品では無いのだ。

良い悪いは、正義や正論と同様に、価値観、考え方、習慣、生活環境、富裕度、生きている時代、といった後天的なファクターに依拠している。

対象顧客のほんの半歩先を行く製品なら、少しだけ待てば売れ始める。

しかし、二歩も三歩も先を行き過ぎた製品なら、なかなか顧客は理解できないし、
そもそもオタク程度の少数しか「良い」と思わないものは、永遠に待っても少量しか売れない。

facebookコメントヘ

2014年1月25日土曜日

相場は・・・

相場は、懸念を乗り越えながら成長する。

相場は、偽物をふるい落とすために、時々調整する。

facebookコメントヘ

2014年1月16日木曜日

あなたの脳は、あと何年大丈夫?

今後、20年でも30年でも、資産運用を継続できる。

そう思えば、ガードが甘くなる

もし今年、仮に▼40%(1億円→6千万円)という損失を食らっても、
その後毎年+500万円ずつ儲ければ、8年後には1億円を回復できる、と考えてしまうからだ。

しかし、2016年末で運用を終える、とすれば、
1億円 → 6千万円 → 7千万円
で、老後が始まることになる。

私は、「今後、20年でも30年でも、現在と同等の資産運用を継続できる」人は、実は少数派だと思っている。

脳も劣化する、60歳台は何とか可能でも、70歳台は私自信はおぼつかないと思っている。

50歳の人は20年間の投資、
60歳の人は10年間の投資、
と考えて損失リスク管理をすべきだろう。

facebookコメントヘ

2014年1月10日金曜日

TVのバラエティ番組は、暇つぶし

TVのバラエティ番組は、暇つぶし

暇つぶしだから、CMを割とちゃんと見る
映画の時のCMには怒りを覚える同じ人が・・

暇つぶしは、
TV、ラジオ、SNS、スポーツ、音楽、井戸端会議的おしゃべり、喫茶店のコーヒー、その他の趣味活動、
などなどと競争している。

真剣さの無い暇つぶしほど、CMが受け入れられる

その意味では、SNSは最適だろう
基本暇つぶし、真剣であっても映画鑑賞にように、連続した真剣さは存在しないから

facebookコメントヘ

2014年1月9日木曜日

ITの二面性、格差が縮小した20世紀、拡大する21世紀

国、企業など様々なコミュニティにはリーダー(決定者、経営者)と実行者(従業員、処理者)がいる。

リーダー:ピラミッドの上部2~3%
実行者:ピラミッドのその他大勢部分
全てのコミュニティは両者が付かず離れずの関係を維持しながら機能している。

20世紀:従業員の生産性向上の時代だった
21世紀:リーダーの生産性向上の時代である

20世紀を通じて、製造プロセスにおける機械オートメーション化、事務のIT化が進んだ。

生産、サービス、事務の実行という分野で、同質性、再現性、スケーラビリティが高まった
目利き、専門家、プロ、オタクという融通の利かない人的資源に対する依存度を低下させた
製造部門、サービス実行部門、事務部門の生産性が向上
企業や経済に直接的に大きな影響を与えた
経済全体に大きな生産性向上をもたらした。
統計的には、社会の生産性が向上させた
同じ機械、同じソフトを容易に使える、移転できることから、地域間格差、企業間格差など様々な格差が縮小した
引き起こされた好調な経済は「格差の中心点」を上昇させた
A社もB社も恩恵を受けた
労働者が広く恩恵を受けた


21世紀も製造機械オートメーション化、事務のIT化が進んでいるが、それを凌駕する勢いで進展しているのが、リーダーが活用するITだ。

インターネット、SNS、CRMを通じて情報が効率よくリーダーに伝達されるようになった。
意思決定者の生産性が向上している。
リーダーは機械やソフトと異なり、容易に移転できない。
リーダの良い悪しによって、地域間格差、企業間格差など様々な格差が拡大する。
経済全体の引き上げ力は弱い

インターネット、SNS、CRMを通じて目利き、専門家、プロ、オタクの能力がスケーラビリティを持つようになり、彼らの能力発揮領域が拡大している、つまり彼らの生産性が向上している。
彼らをどう活用するか、これも経営者の重要な課題だ。

A社、A国は良いが、B社、B国は変わり映えがしない
これでは、労働者は全体としては恩恵を受けない
統計的には、社会の生産性が20世紀ほどには向上しない
「良いリーダーのいる国や企業」にいなければ国民や労働者は報われない

21世紀は、リーダー、目利き、専門家、プロ、オタクが有利な時代だろう


facebookコメントヘ