2017年8月31日木曜日

今を理解する = 信用の流れを理解する

資源エネルギー・スーパーサイクルの崩壊の第二幕
崩壊直前のピークから世界の株を見れば、世界が違って見える

1:東証小型株
2:東証マザーズ指数
3:US_NASDAQ指数
4:US_SP500指数
5:日経平均



資源エネルギーに向かって、世界の信用が流れ込み、それが脱兎のごとく逃げ出した
その後に、今の相場がある

そう、現代は「信用本位制資本主義」なのだから
8月のダラダラ調整が終わって再上昇が始まろうとしている世界の株式市場
どこに資金(=信用)が流れ込むのだろうか?


<< 参考 >>
1:重要な事は、誰にくれてやるかの配分

2:バーナンキの講義(1)金本位制批判

2016年6月をボトムとする反発局面を抜き出すと下記のような反発順位になる




なお、今の相場は、2009年3月を起点とする20年以上の上昇相場だと思っている
現状は下図のような推移だ

2017年8月28日月曜日

ストップ! 投稿記事のゴミ屋敷

前に書いたような気がする
でも、いつどこに書いて、どこに保管してあるかワカラナイ

この状態では過去記事の価値は無い
再読、再利用できる状態でなければ、存在しないと同じ

再利用するには、見つけやすい、検索しやすい、整理整頓されている状態にするのです。
これがFBの記事を断捨離する目的です

FBがGoogleの検索を拒否しており、かつFB内の記事検索が不十分&不満足である状態が解消するまでは、自分でやるしかないです


でも、自分でやることで過去の見直し、再勉強ができるという利点もありますね

そして、不要記事を消す=何が重要かを判断することでもあります。



2017年8月27日日曜日

農業を考える_10:部外者の乱入と異端者の反乱が変革を生む

内部者は殻を破れない

変革を始めると、
そんなことをすると*+*が困る
これまで頑張った+*+の利益を損なう
などと言って既存の枠組みを変えることを妨害するヤカラが多い

しがらみのない部外者か過去を無視する異端児のみが、既存の枠組みを破壊して新しい大きな枠組みを構築できるのだ

これは多くの産業に妥当する
農業も例外ではない

これは45を捨てて55を取りに行くことができるのは誰か、という問題なのだ

2017年8月25日金曜日

農業を考える_9:大きいことは良いことだ

農業は装置産業だ。
模の利益が働く。
小さな農園よりも大きな農園の方が低コストになる。
品質もそろう

トラクターなどの農業機械も周辺の田畑を合併して広くした方が、少ない台数で効率的に稼働させられる。
農薬の散布なども同じだ

石油化学コンビナート、半導体工場、TV、冷蔵庫、車の製造工場、これらも装置産業だ。
農業もこれらと何も変わらない。

意欲のある人に所有権を集約すべきだろう
 


2017年8月24日木曜日

資産運用にまつわるサービスには、手間暇コストがかかります

金融サービスの一つに質問、相談、アドバイスというカテゴリーがある
投信など金融商品を購入したら、そういうサービスは無料で付属していると勘違いしているが多い

毎年支払う年間フィーは高いと思う人が多いのだが、投資商品の安全保管関する必要経費(Safe Keeping Fee)と純粋の運用フィー(ファンドマネージャーの受け取り)を除いて、販売&管理側顧客サービス費用として受け取るフィーは多くても「0.50.6%程度だ。

100万円の投資信託を購入した場合、年間
5000~6000円で顧客に対して運用レポートを送ったり、運用説明からを開催したり、電話の質問に回答したりすることになる。


市場環境、適切な失算配分などの情報資料の作成と送付の経費は、作成担当者&送付事務担当者の時間給(人件費)、物理的な印刷郵送費用(物件費)だが、どんなに低コス化しても、投信保有者一人当たり年間
1000円程度はかかってしまう。しかも、オフィスの家賃も別途必要だ。

運用説明会だが、会場レンタル費用だけでも一人当たり約
2000円程度が必要で、お土産のボールペン、ノート類を含めれば、最低でも2000円は超えてしまう

つまり集合説明会を除いた純粋の「個別の電話や来店でのサービス」に割り当てられるのは、多く見積もっても年間一人当たり2000
3000円ということになる。

仮に
2500円とすれば・・・
投信購入金額が100万円の顧客が2000人だと、サービス担当部門(人件費+家賃+電話Fax,ネットその他)が得られる収入は、年収500万円

500万円では担当者1人しか採用できないし、2000人の顧客に対して、
集団説明会以外の方法で真面目に担当することは、限定的にしかできないことが理解できるだろう


一般的に個別に運用相談などを相対で行うサービス業務は、富裕層向けである。
今週Q&Aをしたスイスの銀行の富裕層サービスの最低ラインは50億円の金融資産保有者である。
年間
0.5%のフィーでも、2500万円を支払うのだ
2500万円も受け取れば、その顧客に対して様々なサービス(税務相談、子息の教育相談など)を提供できる。


そのイメージで、
1000万円の顧客(年間フィー5万円)にサービスを提供する事は不可能なのだ。
 

若者、消費、結婚、賃金

1:若者は、お金も自由も持っている
バブル時代の若者よりも、現在の若者のほうが所得が多い
インフレ率で割り引いた実質所得は、務省データによれは二桁の増加になっている。
詳細は後述するが、モノ価格のデフレと若者向けサービスの無料化を加味すれば、若者の所得増加の実感値はさらにアップする

現在の若者世代は、中年世代(既婚者が多い)よりも、可処分所得も自由時間も多い
子育て養育の負担が小さいことが要因だと思われる

2:若者は、豊かな消費をエンジョイしている
長期間続いたデフレにより「モノの値段」は下がった。
モノは簡単に手に入るようになった
同じものがたくさんあるので、「私も、ソレ欲しい!」は簡単に実現する。
持っているモノを基準に考えるような昔的な価値基準で言えば、若者は豊かな消費をエンジョイしている。

一方、人との関係、ふれあいの値段は上がった。
他人の素晴らしい人生、それを私も! 
残念ながら、それは決してできない
恋人、友人、パートナーは、同じ人になり得ないから「私も、ソレ欲しい!」は今も昔も実現不可能のままである

モノへの欲望の多くが可能になった分だけ、人との関係、ふれあいに対する渇望度合は相対的に増し、物質的なモノではない人間関係の「こと」に関する値段や価値が上昇した。



若者の豊かな消費を支えているのが、各種サービスの無料化だ。
特に若者が使うサービスで、過去は全て有料であり若者支出の大きな部分を占めていたもの、それが無料化された。

電話は無料のインターネット電話やSNSチャット・サービスに置き換わり、手紙はインターネット・メールに、写真はスマホで撮ってSNSで交換する。

車やバス電車を使って実際に合わないと不可能だった男女交際の一定部分(選別作業)もSNSで可能になった。
つまり、若者生活に必須のサービスが無料になったのだ。

その結果、昔よりも少ないお金で昔と同等以上の豊かな消費が可能なのだ。
おそらく若者的には、統計上のCPi以上に若者生活物価は下がっていると思われる。
現にアンケート結果では、若者の生活、所得・収入に対する満足度はより大人世代よりも高くなっている。

お気楽独身、子育てのイライラなし、夫婦間のまたは親戚との面倒な付き合い、」そういうことから疎遠であることも要因だと思われるが、それを割り引いても「現代に若者はかわいそう」とか「昔はよかった」とい評価は事実とは異なると言えよう

3:出生率ではなく、出生数が重要だが、その前に結婚
そもそも「出生を担う親」になる人数が絶対的に少ないので、人口減少防止という観点では若年夫婦の数の増加が重要だと思われる。
そのためにも結婚の減少と晩婚化を反転させる必要がある。
 
結婚に関して言えば、SNSなどを通じて交際候補者の素性や性格、行動特性などの見える化がすすみ、誰が自分の希望にフィットした異性なのか、誰がより良い相手なのか等の情報が得られやすくなった

しかしその結果、高い要求基準を満たす「良い相手」は簡単には得られない、という現実に直面することになった。
昔も今も、良い相手、自分の希望に合致する相手はそもそも多くは存在ないのが普通だ。

昔は事前調査が乏しいままに結婚して、実は自分にとって良くない相手であることが事後的に判明しても我慢していた、というのが真実だろう。
今は事前選別が一般化したので、「まあ、これで良いとしよう!」という妥協の決断できなくなってしまったのだ。





上記アンケートにある「適当な相手」とは、要求基準を満たす異性、自分が人生で楽ができるパートナーという意味らしいが、・・・

女性の視点では、「自分は働かずに専業主婦になれるような高所得の男性であるか、育児を対等に負担することにコミットする男性」ということになる。
男性の視点では、「結婚後も働いてくれるパートナー、子供べったりにならない配偶者」ということになる。

なお、結婚願望が低下したわけではない。一緒に暮らしたい、家族をもちたい、という欲求は20世紀よりも増えている。
モノはあふれているけど、愛情は希少だと正しく認識しており、そのために必要なコストは払う覚悟はあるのが、今の若者だ。


4:軽く出会い、簡単に分かれる21世紀型のSNS男女交際
ネットが普及する以前は、
出会いのチャンスが少ないうえに、現実に異性に会うのは大変なプロセスだった。会わないと相手の素性を確認できないが、会うには車、電車、有料電話など手間暇コストが高かった。
 
現在は簡単になった。
無料SNS、無料電話、相手の素性を知る手段は増えた。
軽いノリで簡単に会う傾向が強まり、それゆえ別れに関しても「
LINE一行メッセージで別れる」ようにもなっている。

数多くの相手をチェックして最善を見つけようとしている、と解釈することもできる

 

合わずとも相手を値踏みできるようになった結果、リアルの交際に関するスキルは劣化した可能性がある。

下記のアンケート結果にも現れているが、男性は恋愛の仕方が分からない、女性は面倒、というような回答が目立っている
VRで練習して交際術が上達したら実践デビューという時代がすぐそこに来ているのかもしれない

 

5:出産は義務ではないし、必要でもなくなった
全員が農業に従事していた時代、生命を維持する農産物生産に従事する労働力の確保が重要だった。
それを得るには出産&育児しかなかった。
平均寿命も短く、幼児死亡率も高かったので、農業労働力を生産する出産&育児は重視され、女性の地位も高かった。
 
しかし、商工業が盛んになり農村と都市が分離するに従い、「多くの国民が農業生産労働力を生み出す義務を負う」という状況は消えていった。

都市化と工業化が促進したのが「武力行使、戦争による国家の勢力拡大」であったが、武器生産を支える工業や商業を発展させる必要性が国家的に認識された。
その結果、商工業に従事する都市住民への優遇政策が実施された。

当時は余剰な労働力はいくらでも農村部にいた。公衆衛生の改善により幼児死亡率が減少するとともに農機具や肥料の導入による農業生産性が向上した。両者相まって、より少ない農民で多くの人口を養えるようになっていたのだ。

 依然として高かった農村部の出世率により余剰となった農村部の人口を吸収したのが都市の商工業セクターだった。これは好循環だった。

農民人口が大幅に減少し、かつ戦争による労働力の棄損が起こらなくなった今日、自分たちの生命維持のために労働者を再生産する必要性はなくなった人々が大多数になった。
子供を持つことは、そもそも義務ではない。
しかも、その前提となる結婚の必要性も低下し、結婚の法的な義務も存在しない。

そのような時代においては、出生は頼むお金を払うかしかなくなったと思われる。
なおフランスでは、親に対して子供の養育義務を厳しく課しつつ婚外子を積極的に容認することで出生数を減らさない方針が機能している。日本においても事ここに至っては、そういう考え方に変えるのが現実的な解かもしれない。

6:若者の結婚しない理由のひとつは安定的な所得、特に男性
現在の若者は、お金も自由も持っており豊かな消費をエンジョイしているが、将来に対する不安は昔よりも大きくなっている。

結婚に関してだが、男性は家族を養うものという考え方が残っている
だから所得が低く、しかも不安定だと結婚に踏み切れない
男性が、自分一人で家計の負担をする代わりに自由を謳歌するという意識を捨てて、男女平等の育児負担を受け入れる一方女性にも生涯働くことを要求するという世界に飛び込めば世界は大きく変わると思われる

300万円を超える所得が恒常的に得られるという安心感が欠如する非正規雇用の男性は、結婚に消極的だ。

「共働き夫婦が自然な状態」という考え方がコンセンサスになれば出生状況は変わるだろう。それは男性が育児を分担して引き受けるのが当然という事も意味する

残業は基本ゼロが大多数、公然と残業を命じるブラック企業には就職者が来ない、もしくは残業には300%の時間給支払いの法的義務がある、そんな姿が将来像なのかもしれない。

近年では、男性に依存しないで生活が継続できる女性が増えている
金銭的に自立した女性は趣味やライフワークに興味を示し、現在の日本社会では負担の多い出産と育児から遠ざかる傾向もみられる。



7:若者の不安の背景は世代間の不公平に起因
若者の将来に対する不安の背景は、年金、医療、介護の世代間不公平負担という問題だ。
これは、経済の発展段階と少子高齢化という日本国全体の起承転結に起因しており、若者の努力では解決不可能なのだ。だから陰鬱な不安が多数の若者に重くのしかかっているのだ。

若者を低賃金で収奪するブラック企業は問題だと言われる。
その意味では、日本はブラック国家かもしれない。
若者は「自分たちは収奪される世代」という事実認識を持っている。親子で通算すれば良いではないか、お前が負担する代わり国家が払うだけだ、、、とはならない
国家の計算と個人の計算は別次元だ。親世代の年金と医療費を子世代が負担するのは国家経済上は「解」であっても、家計的には「強制役務、無賃労働」である
1955年以降に生まれたものは、団塊世代に収奪されるという経済的な計算結果が事実であることを否定できない。

自分たちも年を取りいずれば年金・医療・介護のお世話になるのだが、それは若者にとっては遠い将来の事であり、そこに到達するまでの長い期間にわたって団塊世代に収奪され続けると認識しているのだ。
 
8:人出不足なのに賃金が上がらないと言う人が多い?
不満足な上昇だという意見は正しいが、上がっていないという表現は間違いだ。
一部の大手企業の高給取りのサラリーマンの給与は横ばいだろうが、客観的なデータは「一般労働者もパートも時間給は3年連続で上昇している」ことを示している



上記チャートでも明らかだが、非正規雇用の時間給の上昇が大きい
そもそも日本の正規と非正の賃金格差(100:60)が世界的の平均的な状況(100:80)に比べて、はるかに大きいことから、非正規雇用の賃金を多少増やしても正規雇用よりも安上がりであるという実態ががる。

正規雇用とあまり変わらない業務をこなしているなら、解雇が簡単な非正規の賃金を増やしてでも非正規労働者を囲い込んだ方が、その企業にとっては得策
なのだ。

企業の論理としては、正規+非正規の合計で支払う賃金がコストであるから、非正規の賃金を大幅に増やすなら正規の賃金上昇は抑え込みたいと考えるのは当然だ。
現状の正規・非正規格差では正規労働者が離職することはあり得ないからだ。

8月21日の日経新聞朝刊記事にもあるが、非正規の時間給の上昇は止まらない

9:賃金が上がらないメディア報道
正規も非正規も時間給は3年連続で上昇しているのに、一人当たり賃金(全体の平均)では正規雇用賃金はほとんど上がっていないというメディア記事が散見されるが、それは統計のマジックである。

退職する人の時給・賃金は高く、新卒採用の時給・賃金は低い
両者が同数なら、平均賃金は統計計算上下がる

しかも、アベノミクス以降急増している新規雇用者の大半は非正規労働者が占めている。
新規に採用される非正規労働者の時給・賃金も低いので、一人当たり賃金(全体平均賃金)はさらに下がる

正規労働者の賃金が微増、非正規が大幅上昇という環境では、サラリーマンの声を掲載することが多いメディアは「賃金が上がらないアベノミクス」という記事を書いてしまうのだ



現実に起こっていることは、雇用者の数量増加、正規労働者の賃金微増、非正規の大幅上昇、それらを合わせてれば「年率2%以上のペースで増加している国内支払総賃金の増加」になっているのだ。

また、増加した雇用の中で最も大きな2カテゴリーが「医療・福祉」の分野だが、ここは他のカテゴリーよりも平均時給が低い。
これも、統計上の平均時給を押し下げる要因になっている
  

10:企業の負担する人件費とサラリーマン受け取る実額のギャップ
企業は人件費(賃金など)を大幅に増やしている。
しかし、増やした大半は雇用主に対する隠れた人件費と言われる「社会負担」だ。
賃金からは年金、税金、そのた社会保険料が天引きされてしまうので、サラリーマンの大半は受取金額で給料が増えたか減ったかを判断してしまう。
 
このため、企業からは人件費アップが大きくて苦労しているという発言が出るし、サラリーマンからはちっとも給料は上がらないという愚痴が出るのだ

もし全額を雇用者が受け取り、自分で税金や社会保険料などを払いに行くのであれば、給料は増えているのに「増えた分のほとんどがお国に召し上げられている」という実態を正しく理解できるだろう。その実態は、下記の2010年~2014年データを見れば明白だろう。


11:賃金は上昇するか?
アベノミクスが始まり景気が改善した結果人出不足が大きくなった。
雇用者数は大幅に増加し、パートやバイトといった非正規雇用者の時間給は大幅に上昇している。しかし正社員の時間給の上昇は鈍い。
今後もそのままなのだろうか?

失われた20年間の低迷経済が蓄積した「60歳未満の労働者予備軍」と「安価な労働力として登場した60歳以上の再雇用」が、アベノミクス以降の人出不足への対応で、企業が、雇用者の数は増やすが、既存の正規雇用の賃金の上昇を封じ込めること可能にした。(下図の橙色部分)
この状態は、もうしこし続くだろう。(下図の赤部分)

しかしその後は、「60歳未満の労働者予備軍」は払底に近づき、「60歳以上の再雇用」も65歳の退出者と60歳の参入者がイーブンになって費用低減効果は消える。
そうなれば、既存の正規雇用の賃金の上昇が始まることになる。(下図の青部分)



12:円高デフレが経済が生んだブラック雇用に依存する安値産業
上記の、既存の正規雇用の賃金の上昇が始まる時に困難に直面するビジネスはかなり多い。
低賃金の非正規雇用が消えないのは、非正規レベル賃金(ブラック雇用)でなければ成立できないサービス業が多数存在するからだ。

特に、飲食業(利用者要因)と介護ビジネス(政治的な価格統制要因)に多い。
介護は、介護担当者の賃金を引き上げると介護保険料の値上が必要という政治問題なのでここでは触れない。

飲食業の場合は、
雇用者の賃金上昇 → 値上げ → 一部は「家飯」に撤退するが大半は利用せざるを得ないので値上げを受け入れる、という経済算数になる。

現状は、飲食業はライバルが多すぎるので、値上げを受け入れてもらう前に顧客が他店に流れて、値上げした店が倒産する事を恐れて値上げが抑制されている。
しかしブラック雇用が困難になるに従い、弱い飲食店から倒産し始める。
その結果、ライバルが適正水準まで減り、業界一斉の値上げが始まることになるだろう。
要は、過剰な店舗数、過当競争とブラック雇用は密接に関連しているのだ。

下は、8月24日の日経朝刊だが、すでに上昇が始まっているのかもしれない




2017年8月23日水曜日

FacebookのFile Systemを推定_2 : 表示ランキング

前回ブログをお読みの方はピーンときたと思うけど、画面に表示される記事の表示順番や内容 (=どの記事か)は、PCとスマホで異なってしまう
別々のファイル・セットが並列して、しかし独立して動いているからだろう

さらには、自分のFBページで過去記事の一覧を見た場合であっても、普通のブログのように自分の書いた記事のすべてが表示されるわけではない
全部が表示されない、という症状はスマホでもPCでも変わらない

表示される記事、されない記事のイメージは下図のようなものだと思っている



最近導入されたアクティビティログという過去記事の一部チラ見せアーカイブなら全件表示されると期待したが、やはり非表示の記事が多数あることがわかった
これも、スマホでもPCでも症状は同じだ
(FBの事だから、黙って徐々に改善するかもしれない)

何故か?
ここからは非IT人間&文化系の春山の推定だ

1:記事の表示は、CMをクリックしてもらうというFBのビジネスに貢献する順番で表示される。上図の記事ランクだ。

2:多数に読まれる、多数がいいねする、その実績の高い記事、実績が高いAIが判定した記事、それらが高い記事ランクを得て、優先して表示される

3:すべての記事に対して、CM貢献度ランクが付されている

4:記事数が少ない全部表示される。一定数を超えると、非表示記事が発生する

はてさて、真実は????

FacebookのFile Systemを推定_1

facebookは、スマホ用ファイルとPC用ファイルを別URLで二本建て保持している
例えば、この記事はスマホで写真撮ってスマホから投稿した


 この記事のURLは、

上記URLをPCで見ると、何だかいつもPCで見ているのとは違う画面構成で表示される

PCに表示される投稿記事一覧は、こんな感じだが

当該記事のURLは下記であって、スマホのそれとは異なっていることがわかる

このURLをクリックすれば、いつもPCで見ているように表示される


コメントが投稿される場合、
1:スマホからコメントすればスマホ用のファイルにコメントが付着する
2:PCからコメントすればPC用のファイルにコメントが付着する

スマホからコメントした場合、PC用のファイルにはコメント・ファイルは作成されていない可能性がある。
PCからコメントした場合、スマホ・ファイルにはコメント・ファイルは作成されていない可能性がある。
この事は、BloggerにFBコメント欄を挿入しようとHTMLタグを触っていた時に発見した
コメントを取りに行くと、スマホ用ファイルにはスマホから書き込まれたのコメントしか存在しておらず、PC用ファイルにはPCから書き込まれたコメントしかなかったのだ。

私は文科系の人間なので確証はないが、FBのシステムは何だかヘンテコリンだと感じる

ただし、コメントの表示はOKだ。
FB記事を見る際は、スマホから見ても、PCから見ても、その時に両方のファイルのコメント・ファイルを見に行って、スマホやPCの画面に表示するようになっている、と推定している

2017年8月22日火曜日

春山ルール_36:個別判断の徹底

インデックスに投資する場合は、相場全体(=インデックス)が安いときにインデックスのETFを購入すれば良い。
そして、相場が非常に高くなって、この高値は維持不可能で下落して低迷相場がかなり長いと判断すれば、ETFを売れば良い。

しかし、個別株投資の場合は各銘柄の上下動が相場全体の上下動とはタイミングがずれる事が多い。
インデックスの購入タイミングと個別株の購入タイミングとは異なるのだ。
それは当然の事だが、各銘柄の売却タイミングも個別バラバラに判断すべきである事を意味する。


ともすれば、個別株を全て買い終わった後は、持ち株全体をポートフォリオとして考えて、毎日の時価総額変化に一喜一憂したり、その増減で保有株の売買を考えるように変化してしまう人が多いが、それはインデックス投資には該当しても個別投資には妥当しない。

個別株投資の場合は、持ち株が一銘柄なら1個10銘柄なら10個売買タイミング判断をバラバラにするべきものだ。

銘柄数を多数保有しすぎると、判断が追い付かなくなり、売買ミスをする。
だから、個人投資家には10個以下、できれば5個以下の保有を勧めている。

2017年8月21日月曜日

農業を考える_1:安全よりも安さを優先するデフレ中毒

農業を考える_1
安全よりも安さを優先する「デフレ中毒で正常な神経がマヒした」人々が、食品スーパーの運命を支配しているから、こうなるのだと思います

こんな記事もあるが裏は取っていない
 豆腐じゃなくても、安ければ良いの?????
今度、イオンに行ってチェックしてみよう

https://ameblo.jp/tunanow/entry-12227086179.html

農業を考える_2 : 安全と安心の混同をやめよう

安心は「主観的満足」、安全は「客観的な証明」
昨夜9時からJ-Waveを聴いていたら、日本の消費者は「安心と安全を区別していない」という話があった。
出演していた西辻さんは、内閣府国家戦略特区農業特区委員就任してます
日本の農産物に対する日本人の安心感は絶大だ。そして安心感ゆえに、安全性には無関心、ノーチェックで信じ切っている。
だから、農業関係者や食品スーパーが、国産というだけで消費者が安心してくれるので、海外では禁止されている悪い成分を含む安価な肥料や添加剤、表面コーティング剤など含まれる農産物を売っている。
これでは日本の農産物は海外に輸出できない、という話だった
この会社の社長の話だった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E8%BE%BB%E4%B8%80%E7%9C%9F

農業を考える_4:農業はビジネスだ

農業は、「業」である
業とは産業である
産業とはビジネスだ
しかし、農業はビジネスだと言うと、目の色を変えて怒る人が多い
それはオカシイと感じる
農業はビジネスであって、伝統芸能や趣味ではない
伝統芸能や趣味の世界はどの業界にでもある。
でも、伝統芸能や趣味の考え方を全体のルールにしては、その産業は崩壊する

農業を考える_5:自分たちは選ばれるか?

丹精込めて作りました
それは作り手の自己満足だ
会社勤務のサラリーマンだって、一所懸命がんばりました、と言うことはできる
町工場の職人だって言うだろう
業として成立するには消費者が満足しなければならない。
消費者には十分な情報を与え、彼ら彼女らに自由な選択をさせ、その結果自分たちの商品やサービスが選ばれるという関係でなければ、その産業は存続できない、発展もない
作り手の目線で自分たちの作っているという行為を正当化してはならない。
正当か否かは別の人々が決める問題だ
部外者が勝手なことを言うな、、これは捨て台詞だ
自分たちは選ばれるか?
それが何をおいても第一だろう

農業を考える_6:農業従事者もビジネスマンとして、学び戦う存在

ビジネスが実践される場は実験室や学校ではない
良い悪いが事前に認識されていたり、誰がが正しく決めて全員に強制する世界ではない
正しい情報が全員に同時に伝達されることはない
情報は自分で取りに行くものだ、古今東西の鉄則だ
間違い情報や悪意の情報を流布して儲けようとするヤカラもいる
善良な市民を騙さない、、そういう認識では「台風の時にドアを開ける」ような愚行為を犯すことになる
ビジネスは自己責任、信賞必罰は当然、自分は自分で守る
個人事業主から巨大企業の社長まで共通することだ。
農業従事者は個人事業主だ、基本的に
誰かの言いなりに行動しては儲からない
農業従事者もビジネスマンとして、学び戦う存在であることに変わりはない

農業を考える_8 : ヨーカドーの動き

農業を考える_8
ヨーカドー & セブン
この動きはインパクトが大きいと思う
オリンピックの食材提供業者になるという意味も大きいと思う
ビジネスとしての食、農は政治なのだ
特に国際社会においては、農は政治そもものである
趣味やべき論ではないのだ
政治に勝たなければ、ビジネスとして生き残れない

農業を考える_7:流通を支配する

農業が利益率を高め、所得を増やす手法の手本の一つが「ユニクロ」だ生産から流通までを自分でコントロールすれば、中間業者に搾取される事もない

ユニクロだって最初から成功したわけではない。
しかし、ここぞと言うタイミングで規模の経済を奪取する作戦を敢行した。

現在の農家者も一部では生産から流通までを一貫管理しているが規模が小さい。
企業化して資金調達して規模の経済を取りに行く時が来ていると思う


これは既存流通業との闘いをも意味する
ユニクロも戦って勝利した
農業者も一定数のチャレンジャーが勝利しなければならない
  

2017年8月20日日曜日

巨大なシンガポールを目指す中国

スマホが信用情報を収集するルールになった中国

レンタル・バイクが流行る中国だが、業者の90%は倒産しているらしい。
最初は自転車を川に投棄したり、持ち逃げしたりがあったらしいが、最近はほぼそういう悪人は消えたらしい。

不思議に思っていたら、悪いことをしたら「その悪い情報=悪い信用情報」が収集されて、その後の大事な人生で困るような仕組みになっているらしい。

個人の情報を国家が一元管理するのが中国共産党考え方だ。
個人の様々な信用情報を政府に通知する義務が中国のちゃんとした企業には義務化されていると聞く。

もしレンタル・バイクを川に投げ込んだりすれば、住宅ローンの金利がたんまり上乗せされるペナルティがプレゼントされるらしい。

普通の中国人のモラルは表面上は大幅に改善するだろう。
北京政府の監視がないところでは、その分「うっぷん晴らし的な悪行」が増えるかもしれないが・・・・例えば海外旅行の時に

一部の人は
信用情報を通知しないような悪会社を使うだろうが、悪会社の料金は利用者が少ないので料金が高くなる。結局、多くの悪会社は倒産してしまうだろう。
 
個人の国家による管理はシンガポールがお手本だ。
鄧小平が
リー・クアンユーを訪問したときに、「中国の人口は多すぎ、国土も広すぎて、シンガポールのように国家管理をしたくても出来ないので、別の道を模索する」と述べたと言う
しかし技術の進歩により、シンガポール以上の国家管理が可能になりつつあるのだ


今後の中国の同行には目が離せない

2017年8月11日金曜日

2017年の北朝鮮:8月

8月11日
当事者能力が無い国は、何を言っても空回り、徒手空拳
それは日本だって同じだけどね




8月10日:ここまでは圧勝の北朝鮮
1:アジア政策が無いに等しいトランプ
2:アジア地域で慎重著しい親分中国が後ろ盾
日本は苦しい
韓国は、北から相手にされずに作戦変更かも、
単純な南風政策から、変化球型へ変わる必要に迫られている



共産党大会までは、USが北朝鮮に手を出すことを許せない中国
それを見越して、北のカリアゲ君はやり放題

北朝鮮の作戦はここまでは大成功、疑心暗鬼&不安の拡大が最大の成果


侵略者を内部に取り込んで中国人だ、中国文明だと言わしめてきた
今後も、他国の政策などに単純に従う行動を見せることは民族的に起こらない

広大な国土を持つ中国は、常に異民族が辺境地域に侵入を繰り返した。その意味では、中国は常に侵略を受ける国家だった。
その防衛費用は莫大なもので、国庫を空っぽにし、民生を圧迫し、王朝が崩壊する一因にもなった。
その被害者意識は、今日まで続いている

巨大国家、中国 vs 周辺弱小国家群

これアジア史の常態
過去約100年が非常に短期間の異常事態だったに過ぎない

2017年の北朝鮮:7月

7月22日
北朝鮮は韓国よりも上だ!
北朝鮮は、対米で平等だ
核大国だから

韓国は、USのポチに過ぎない、当事者能力が無い国とは交渉しない



2017年の北朝鮮:6月

6月9日:朝鮮半島情勢を読み解くセミナーの配布めも
北朝鮮は、金王朝として安泰

2017年の北朝鮮:5月

5月31日ブログ:後退する米国の軍事力(ハード・パワー面)

5月17日:北朝鮮、中国、ロシアのサイバーテロ、誰も疑わない
USも・・・多分、密かにやっているだろう
戦争行為とはみなされないので、ますますエスカレートすると思う


こんなニュースも:北朝鮮が神経ガス原料の特許出願 国連の特許機関に


5月16日:一帯一路会議で韓国と交渉
国際政治は、仲間を増やすことが目的
飴か? 鞭か?
使い分けられるのが、覇権国
飴しかないと、文字通り、甘く見られる


5月13日:まずは頑張って富を得たものから奪う
そして、全員貧乏平等(ただし特権階級を除く)に向かう?
http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM12H6P_S7A510C1FF8000/



5月12日:セレモニーでは喧嘩しない


大人の政治家なら、そうですよね


5月11日:慰安婦:金額は小さいが、政治的意義は大きい
徴用工:金額は大きい


島 = 領土 = どの国も99%妥協が不可能


北のカリアゲ君の説得の条件がコレだよ by 習オジサン




5月10日:韓国も打ち出の小槌は持っていません。



現代の政治家は、「経済だよ問題は、経済!」と言われる
経済政策、景気を良くする、企業業績を向上させる、所得を増やす、これらによって「被統治者から統治の同意を得る」しかないのが現代の政治家なのだ。

しかも、「富裕層から奪って配分する」のは一回だけしか有効ではない。
一回配分すれば、配分する富が消えるからだ。だから、非常手段としてしか使えない。
参考→http://haruyama-shoka.blogspot.jp/2017/05/blog-post_5.html


日本で2009年9月に民主党政権が誕生した時と似たようなもの



もし、北朝鮮の核ミサイルが日本に命中したら覚めた海外の軍関係者は、核兵器の能力試験としての目で見るだろう。
.救援目的という名目で軍関係者や科学者が殺到するだろう


米韓関係は、緊張が高まってきた、
北朝鮮は、よしよし、有利になるから、矛を収めて、代わりに何かをゲットする作戦へ

5月9日:米中合意のシナリオ,受け入れられない条件を突きつけるこれは、昔なら最後通牒だが、今回は単なる舌戦?

5月4日:表と裏 土下座しますから、経済制裁を解除してください by 北のカリアゲ君??


失う者が無い人は強い?北朝鮮と舌戦 核問題で主要メディア

5月2日:文政権で南北朝鮮が統一されるなら、中国は狂喜乱舞、USはガッカリ

2017年の北朝鮮:4月

4月25日:何も無しを避ける = メンツを保つ
毎週、ミサイルを発射する、、と宣言したことは黙って撤回したみたいね
https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1480051778735011

4月24日:北朝鮮政策で重視しているのは、米本土を射程に収める形での核兵器の実践配備は絶対に許さないという点https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1478218728918316

4月23日:かつてのキューバ危機の最終局面みたいな週https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1476911929048996

4月21日:Give & Take
「北朝鮮による脅しに対処したりやめさせたりすれば」中国は米国との貿易で有利になる
 トランプ氏は北朝鮮問題への対応は「うまくいっている」との認識を示した上で「習主席が懸命に取り組むことを絶対的に信頼している」と述べた。
https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1474041602669362

4月20日:どさくさに紛れて、確保できる権益は頂戴して、その後どうなっても権益を既得権だと主張する。1800年代から続くロシアのDNA

4月19日:
5月9日の韓国大統領選挙で、北朝鮮融和論者の文在寅が勝利すれば、
1:THAADミサイルの撤去を要求するだろう。
2:北朝鮮融和&中国との関係改善、、これで経済を復活させるのが目的だ
USへの輸出で経済を改善することは、トランプ政権では困難だけに、経済部分では説得力がある
https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1470815809658608

4月18日:
明言して何もしない = 北朝鮮を増長させる
それは軍人的政治家としては・・・
1:中国が影響力を行使し、米中で朝鮮半島をコントロール下に置く
2:さもなくば・・・
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1469399546466901&set=a.138215109585358.29202.100001906080968&type=3&theater

4月16日:北朝鮮、何でもあり、、その可能性が高まった
失敗は、より大きな成功で補う必要があるから
https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1466987503374772

4月15日:
米国が挑発を仕掛けてくれば即時に壊滅的攻撃を加え、全面戦争には全面戦争で、核戦争には核攻撃戦で対応する
https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1466193630120826

4月14日:核開発停止じゃダメ、、いつでも再開できるから

https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1464543783619144

4月13日:北朝鮮で中国には協力してもらう必要があるので、為替は譲歩
1950年の朝鮮戦争の二の舞は避けたいUSだから
https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1462548553818667

4月10日:保護した金正男の子息に引き継がせることで中国と合意した、と解釈できるかもね、ティラーソン国務長官の発言https://www.facebook.com/shoka.haruyama/posts/1458550424218480