2016年12月30日金曜日

春山ルール26 :  ネガティブ思考人を避ける

外れた場合はどうする?
失敗する割合は何%?
そういう質問が目立つ人との交際を避ける

投資は伸るか反るかのリスク・テイク
熟慮して決めた判断にリスク・テイクしてこそ成功するのだ

結果的に成功に至る判断は、決める時は迷うものだし、「51 vs 49」的な成功確率だと感じることが多いものだ。

ネガティブ思考人には決して踏み出せない世界、、それが投資の世界だ。

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春山ルール25  : 楽観と悲観の非対称性を知って売買する

こんな良いことが起きているのに、何故みんな悲観的なのだろう?
楽観は遅れてやって来る
そして急速に大膨張する

こんな悪い事が起こっているのに、何故みんな楽観的なんだろう?
悲観はある日突然やって来る
そして願いよりも長く続く

長期投資であれ、短期売買であれ、
売買のタイミングは、この楽観と悲観の非対称性を認識して決定すれば成功確率&金額がアップする。

2016年12月29日木曜日

2017年を考える_5 : 日本株&ドル円

2015年12月時点で、「2016年は冴えない年だろう」と判断した。

日経平均の想定推移は、下チャートのピンクのボックスのような推移だと思った。
年の前半は横ばいだろう、、そう思っていた。

しかし現実は、それ以上に悪かった。
ドル円相場が、120円→100円という猛烈なスピードで円高が進んだために、日経平均は6月までに「▼20%近い調整相場」となった。




結局、6-7月の安い所で、どれだけ踏ん張ってリスク・オンできたか
今年は、このワン・チャンス&一発勝負だった(下チャート参照)




2017年に関しては、12月1日に下記のような予想をした。
今日現在(12月29日)でも、基本的な動きは変わっていない。

若干、水準が500円ほど上にズレたかもしれない。
もしくは、「1月20日のトランプ大統領就任までは高いが、それ以降は調整する」というリズムが、早めに来ている(=今頃がピークで、1月は調整)のかもしれない。



2017年の四半期ごとの動きの想定レンジは、下記のような推移を考えている。
春山は基本的に、2016年よりも強気だ。

アンチ企業のオバマが去るだけでも、世界の株式市場にはプラスだと思っている。
それは半分ほどは織り込まれたかもしれないけど、残り半分が2017年に顕在化するだろう。



12月1日時点の為替の関する2017年見通しは下記のようなものだ。
数円、想定以上に円安かもしれないが、1月の動きを確認するまでは、下記の見通しを維持したい。




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2016年12月21日水曜日

成功パターン

2016年の大ヒットとなったNVDAだが、何故こんなに成功できたのかを振り返って記録しておこう。

12月20日のNY市場では、GSとみずほ証券の目標価格引き上げ(129、115)があり、+3.48%の上昇で105.17まで来た。
2018年1月期の予想EPSベースで、PERは34倍に乗って来た。




現在の上昇波動は、2015年夏の19ドルから始まったと認識しているが、それ以降現在までは下図に示したように3個のフェイズに分ける事ができる。

1:信者の時代
2:投資家の時代
3:トレーダーの時代

1:信者の時代に投資できるのは、経営者のビジョンを信じて投資する人々だ。
世間の大多数がそのビジョンを馬鹿にしようが、客観的な状況がビジョンには程遠かろうが、経営者を信じて資金を投ずる人々だ。

2:投資家の時代に投資を開始する人々は、真面目に調べれば経営者のビジョンが実現する確率が高そうだと判断して資金を投ずる人々だ。
世間の多数説に迎合せず、自ら調査し熟慮して出した結論にリスク・テイクする人々だ。

3:トレーダーの時代に投資を開始する人々は、株価にモメンタムが乗ってきたことを察知して短期で大幅な値幅を取ろうと立ち回る人々だ。

信者であれ、投資家であれ、トレーダーであれ、その投資行動に貴賤の別は無い
最終的にどれだけ儲けることができたかで判定されるのが投資家だ。




NVDAに対する春山のこれまでを振り返るに・・・・

GoogleのAlphaGoが世界チャンピオンにもなった李世乭との五番勝負に4勝1敗で圧勝した事件を転機として、AIについては世界的に評価が高まり始めていた。
春山は、2015年の夏にAIに関する講演を聴いて以降、AIに関する一般的な調査を開始し、ブログも書いた

一方、VRに関しては、春山を含めて投資家の大多数は「ゲーム・オタクの狭い世界」に過ぎないと馬鹿にしていた。
PCの販売台数が低迷していることもあって、証券会社のアナリストの多くは、「VR = PCゲーム = ダメ」という短絡的な結論を下していたと思う。

色々なニュースを読むにつれ、
(1)AIとVRは繋がっているという事を認識し
(2)AIやVR関連株に投資するよりも、その企業が必須とするものを供給する企業に投資するほうが安全かもしれないと考えた。
(3)その一つがGPUを供給するNVDAとAMDだが、事実上この二社独占なので、競争激化による値下がりリスクは少ないと判断した。
GPUへの投資テーマは、USの1949年ごろのゴールド・ラッシュ時に、金を求めて殺到したヤカラにジーパンを売って大儲けをしたストーリーに通じるものだと思った。
(4)2016年2月の決算内容を見て、これは業績の拡大が既に始まっているし、まだ先は長そうだから当面は大丈夫だろうと感じた。

以上のような事を考えて2016年の3月中旬にGo!サインを出した。

その後、決定的な転機になったのが、4月27日に高田馬場で開催されたNVIDIA Deep Learning Day 2016 Springだった。
混雑を予想して30分前に会場入りしたが、既に受付は列をなしていた。
頑張って最前列に陣取って聴いた。

前年は、200人だったのに今回は2500人という激増ぶりだ。
しかも会場を見渡すに、投資家はあまりいない。
ほとんどは業界人だ。しかもほぼ全員がワクワクしている。

会場を出る時に、一緒に行った友人に、
こんなに興奮したセミナーは10年ぶりだ!
これに投資しないで何に投資する?
と言ったと記憶している。
この日に、投資判断は正しいと確信した。

その後の5月、8月、11月の決算発表時のConference Callは、follow-upのために欠かさず聴いたが、まだまだ行けると感じた。


11月の決算発表は、猛烈なpositive surpriseだった。
11月10日の終値、決算発表数時間前:67.77
10日引け後から猛烈に上昇し、翌日の引け値は:87.97
一日で+29.81%も上昇した。

この日から、トレーダーの時代が始まった。
鈍感な投資家以外は、NVDAの存在に気づいた。
証券会社のアナリストも、もはや時代が変わったことを無視できなくなり、こぞって「Buy !」を連呼する状態に移行した。



12月の後半になって、春山が最終ターゲットとして書いてきた「120ドル」を目標株価とするアナリストが出現した。
そして、12月20日には、GSがそれを凌駕する「129ドル」を提示してきた。

12月20日からはトレーダーの時代の中でも値動きが激しくなる「空中戦のフェイズ」が始まったと思う。

春山の目標である120を中心とする「110~130」が脱出ゾーンだと思う。
株式投資の先輩が言っていた「大相場6倍の法則」からすれば、19 X 6 = 114だ。
どこまで引っ張るか、どこで降りるか、「自分の欲望との闘い」だと思う。
完全脱出か、半分脱出か、その辺も含めて、静かに自分で判断する、、それしかない。

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2016年12月18日日曜日

体に良いもの & 心に良いもの

10歳のころに、神戸の祖母から言われた言葉があります。
一番の贅沢は、「後に残らないもの」にお金を使う事なんだよ、、という言葉

どんな時に言われたのかは忘れてしまいましたが、あれ欲しいコレ欲しいと言う私を戒める言葉だったのでしょう。

あれから30年ほどの長い年月が流れたころでしょうか、体に良い食べ物や飲み物にお金を使うこと、旅や文化芸術や友人との交流で心に良い時間を過ごすこと、、、そういう「事」にお金を使うことが「一番の贅沢」だと思うようになりました。
そして同時に祖母の言葉が記憶のかなたからじわーっと蘇ってきました。
記憶って驚きです。
意図して思い出そうとしたわけではないのに、湧いて出てきたのです。
それほど10歳のころの春山にとって、心に刺さるインパクトを持ったことばだったのでしょう。

今では、天寿を全うする時に、たくさんの物を残すのではなく、生き方への共感を沢山残したいと願っています。
どんなに立派な家を所有していても、その家で素敵な時間を過ごせなければ「死んだ家」でしょうし、どんな高価な食器でも死蔵されているなら「食器は悲しんでいる」と思うのです。

来年も、体に良いものか心に良いものを求める人生を続けていこうと思います。

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2016年12月9日金曜日

AMD、ゴーーーール!!!

ゴーーーーール!!!

AMD
は、$10をターゲットしてきた。
そのことは何回か
FBに書いた。

スタートは、
$2.6だった、急騰直前


業績は改善しているが、直前決算は期待を下回っていた。
しかし、強欲期待がどんどん膨張している
ここから先はオマケ・・・そう思う。
必要最小限の部隊を
残して、本体は撤収すべき時だろう。
しばらく冷静に観察して、攻める価値があるか否かを観察する時だろう。


2016年12月7日水曜日

ネット証券危機が来る???

AIを使った株式投資超短期の価格変動の予測が得意だ。
現在の
AI投資開発も90%以上が、そこに集中している。

ニュースや
SNSに出てくるテキスト・マイニング分析、板情報分析
いわゆる
ディトレーダーの活動領域とほぼ同じだ。

株価を動かすニュースや板情報に対する
条件反射&反応速度がディトレの必勝条件だとしたら、キーをたたく必要のないAIシステム運用が人間ディトレーアーに勝ってしまうだろう。

しかも、大口投資家は
HFTという手法で証券取引所の中に発注関連のサーバーを置いていて、個人投資家よりも、時間的に先に板情報を入手し、時間的に先に約定を執行できる。つまり、証券取引所に対価を払うことで、フロントランニングを許可してもらっているみたいな有利な条件を得ている。

ネット証券の収入源の75%はディトレーダーだ。
もし個人のディトレーダーが大口投資家の
AI運用によって儲からなくなれば、ネット証券が最も大きな打撃を受けるだろう。

ディトレーダーの衰退が危機的な状況をネット証券にもたらすのか、
はたまたネット証券自体が自己ポジションの
AI運用で利益を上げて、ディトレーダー不要になるのか、
そもそもAI運用が不発に終わるのか、
・・・・未だ不確実ではある。

個人のディトレーダーがAI運用で武装できれば別だが、
そうでなければ人間ディトレーダーには不利な時代が来そうな気配である。


2016年12月5日月曜日

ポピュリズムは宣伝合戦

民主主義は誰でも一人一票だ。
人間は勝ち組に乗りたいと思う動物だ。

単純な人数比較では少数派である反対派であっても、
声の大きさや行動の過激さを上手にメディアを通じて宣伝することで

一般有権者に対して
少数派が多数派であるように見せる、思わせることができる。




一般有権者は、
何が世論であるかを確認しない
確認する手段を持たない

現代は、
SNS等によって直接的に一般有権者に影響を与えることが可能になった
今後もますます、声と行動の過激さは増すと思われる


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