2016年8月31日水曜日

銀行受難は続く

世界的に、銀行はホント辛いね
金利低下、特にマイナス金利採用で貸出金利が猛烈に低下した。

借り手の企業は、長期債券の金利までがマイナスになったので、債券発行で資金調達すれば金利ゼロみたいなレベルで資金が調達出来る

預金は政治的な理由でマイナスにならないから、それを原資に融資をすると債券発行のような金利ゼロみたいなレベルを、銀行は提供できない

人件費とかシステム費用とかを考慮すれば、もう赤字状態


金利が正常な時は下図のように、買い出し金利>預金金利、なので、その差額でローン・ビジネスがエンジョイできる


金利が低下すると苦しい。
預金と貸し出し金利の差が小さくなる。
経費を削って何とかして利益を出すしかない。



しかし、
マイナス金利になり、しかも預金がプラスだと、ビジネスが成立しない。


銀行は融資ができない。
しかも、バブル崩壊後の規制強化でトレーディングでドンパチすることも派手には出来ない
銀行は不要です 、みたいな状態だね

預金をマイナスにすれば、融資も成り立つし、消費者も金を使うから、思ったよりも早く「2%インフレ」が達成できると思うのだけど、経済の算数では


今は、政治が経済を殺している状態だね、金融に関して

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