2016年8月22日月曜日

2016年8月は過去と違う、、7月29日の日銀政策決定会合が引き金だったかも

日銀の金融政策決定会合(7月29日)だが、株式のETFの買い入れ増額はあったが。Jリートの増額は無かった。

日銀の買い入れ金額と株式&Jリートの時価総額&売買代金を比較すれば、Jリートの購入は株式よりも相当インパクトがる高いレベルに既に上昇していた。これ以上の増額は短期的には好ましくないとの判断が働いただろう。
 
また、これまでの株式&Jリートの相場状況を見れば、堅調なJリートに対し軟調な株式市場という構図であり、限られた資金を投入するなら株式市場だという判断も加わったのだろう。



なお日銀の緩和余地に関する議論が多いが、春山は「市場が緩和に強欲になりすぎている」と思う。

さらには自助努力を放棄して日銀と政府に完全依存する雰囲気をも案じている。
良くない傾向だと思う。




株式市場は、既に昨年5月以降、「日銀と為替」を徐々に悪材料として織り込んで相場は大幅に下がってきた。多分、割高感は消えていると思う。



一方、券と為替は「円高&デフレ=債券安泰」という反応に終始してきたので、リスク(金利上昇と円下落)を感じている。8月になって金利は下げすぎの修正(上図)が始まっている。
なお、
Jリートだが、株式では無いという分類上の理由から、銀行などの金融機関が相当買い込んでいるので、上値はあまり期待できないと思う。

なお、8月に入って相場の水面下では変化が生じてきた。
Quantsでも、8月は過去と違う動きになっていると聞いている。
2016年8月は過去10年の中でも「何か違う」ことが起こっているらしい。
これは重要なサインだと思う。春山は、日本株は徐々に上がると推定している。
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