2020年12月29日火曜日

Intel&AMD語からARM語へ

PCの数量は少数だ。しかし、数では少数派だが、IT製品の全体世界に君臨してきたのがPCだった。


2020年は、そのPCの世界に地殻変動が起こった
アップルがスマホ、タブレット、PCの言語統一のために、Intel&AMD語のCPUからARM語のCPUに鞍替えしたのだ その理由は明白だ。 スマホ、ダブレット、PCのシームレスな一体化を実現するには、全てのCPUの言語が統一されている方が安くて簡単に早く実現できるからだ。

2020年の地殻変動はアップルの
マックだけであり、その世界シェアは5%に過ぎない。しかし、少し先には、「Windows陣営の分裂」が見え始めている。マイクロソフトがARM言語ベースのCPUを自分で設計すると言い始めたのだ。

これまでのIntel&AMDの行動は、95%のシェアを占めるPCの世界に安住して、モバイル製品が求める低電力消費に力を注いでこなかった。 その間にARM言語のモバイル用のCPUは格段の真価を遂げていた。 そして2020年秋に「アップルのM1チップ」によって、低電力消費、低価格、高性能を実現したCPUが誕生し、高電力消費、高価格のIntel&AMDのCPUを一気に過去のものとしてしまった。

アップルのPCは同程度のIntel製CPU搭載のPCよりも、安価で高性能
という状態で販売が開始された。 マイクロソフトをこれを見てIntel&AMDに100%依存するビジネス・リスクを強く感じて、ARM言語ベースのCPUを自分で設計すると言い始めたのだろう。


そしてIntelはひそかにCPUの値下げを始めた。アップルのPCが同程度のIntel製CPU搭載のPCよりも、安価で高性能という状態はIntelにとってビジネスの縮小を意味するからだ。 さらには、今後の有望市場であるIOT領域からIntel&AMD言語の製品が締め出されてしまうリスクも増大するのだ。