2015年5月27日水曜日

売りが上手になれば、一流です

投資は、買う、売るがあるが、売りが圧倒的に難易度が高い

人間、所有欲があるので、買いたいという気持ちは素直な気持ちだ。
売るとは、所有しているモノが手元から去ることになる。
手元から財産が消えるので、それが現金と交換されるとはいえ、すんなりとは行動できない。

その理由は、
1:儲かっている場合は、明日は今日より値上がりして、もっと儲けが増えると思ってしまう。
2:含み損の場合は、明日は株価が上がって含み損が消えてくれると思ってしまう。

つまり、明日は下がる、と思うことは人間の自然な気持ちではないのだ。
自分のモノは大事、自分のモノは価値があるから値上がりするハズ、、という思いだ。
他人だって、そう思っているのだけど、自分のことしか思いつかないのだ。

仮に売った後、、これも問題だ。

現金ができると、すぐ何か買いたくなる。
5分と待てない人が多い。
ホントに多いのだ。

そういう人の目、、、きっと「$マーク」

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2015年5月26日火曜日

セミナーの功罪

セミナーの功罪
功は、有名になる、取材が来る、みたいな感じ。
今夜の話は、それじゃない。

罪は、話した事に、その後の投資行動が縛られる精神状態になる。
強きを言うと、売れなくなる。
弱気を言うと、買えなくなる。

ほとんどのセミナーは、「*+*は良いですよ。さあ、投資しましょう!」という内容だ。
だから、セミナー後に売るべき局面が来ても、売りの決断が鈍くなる

「昨日のセミナーで、まだまだ良い、これからだ、と言ってましたよね・・」と非難されることを恐れるからだ。

しかし、投資家たる者、必要なら手のひらを瞬時に反すべきなのだ。
3分前と今は、判断が変わってもよいのだ。

相場は一直線で上がるものではない。
上昇相場は、懸念との戦い、利益確定売りとの戦い、高値警戒感との戦い、未知への不安との戦い

人間の心は弱い
投資家の心は、強欲と恐怖の間を振り子のように揺れる
だから2-3か月単位で、結構な上下動がある。
その上下動の多くは、杞憂に過ぎなかった、という結果になり、1年後には「あの時、何故さがったのか」すら思い出せなくなる。

でも、毎日の相場をライブで過ごす投資家は、様々なニュースや噂に振り回されて、毎日のように不安になる。
強欲が高じて結構上がった後には、ちょっとしたきっかけで、これまた結構な値幅下がったりする。

2015年5月25日の夜、なんとなく判断が鈍いのではないかと不安になっている。

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2015年5月22日金曜日

宿命的な安部首相の限界

昭和の時代、
中国の満州を植民地化し、それに反発する中国軍と戦争に突入した。
時は帝国主義、欧米列強諸国と同じムキ出し
の経済的軍事的侵略であった。

安部首相は
、その時の当事者を先祖に持ち、先祖の行為を正当と想い続けている、と外部から認識されている、、、これを多くの政治アナリストが指摘している。

2015年、
アジアのインフラ投資の主導権争いのポイントは、アジア諸国を味
方につけることだ。
中国の主導するAIIBか、米国の主導する
ADBか、、、、アジア諸国は米中(G2)の金融経済分野のつばぜり合いの中で、今や米国の手下となった日本に対して、あの当時のような非冷静な行為だけは繰り返して欲しくないと願っている。

彼らが願う「
今の時代に即した冷静さ」を、宿命的に持てないだろう、と感じられるのが安部首相である。
なんとも言えない、歴史の廻り合わせ、、、
ため息を禁じ得ない

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2015年5月9日土曜日

「勝手にしたら」の時代 = sunk cost

誰かに金をたかる、借金する、助けてもらう
それを当然の権利として主張する

でも限度を越えると、「もう知らんわ、勝手にせい!」と放り出される。

たかってきたヤカラは、「いいんですか、借金は本当に返ってきませんよ、これまでの金は無駄になっても良いのですか?」と脅す。

しかも、もう脅しは通用しない。
貸した方、金を突っ込んだ方が、「いままでの金はsunk costだ。大事なことは、これからの将来だ」と考えるようになるからだ。

これまで使った金が役に立たなかった。
海に捨てたも同然の無駄遣いだった。
使った自分が悪いのだ。
悔やんでも仕方が無い、戻っては来ないのだ。
沈んでしまった(=sunk)のだから、もう浮かび上がっては来ない

そんなものに追加のムダ金(=追い銭)を使うよりも、もっと自分に役立つ分野に、将来のことを考えて、資金は使いたい、、と賢く考えるようになるのだ。

さて、困るのは「放り出されるヤカラ」だ。
そういう時代になったと思う。
北朝鮮、アルゼンチン、ギリシア、ウクライナ・・・・どんどん増えるだろう
補助金がもらえるからEUに加盟する、、、そんな思い上がりは、もう不可能だろう

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国の中でも、そういう状況が進行する。
過剰福祉の是正、信賞必罰、無い袖は振れない、
やる気の無い者、実績を出さない者が、何かを要求しても拒否される、「自業自得でしょ、勝手にしたら」と言われてしまう。

国家の役割の縮小、、それを埋めるのは、コミュニティ、家族、SNS的仲間の相互扶助、だと思う。

関連する過去記事:負け組不要の時代

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2015年5月3日日曜日

タイム・マシンに乗るから、予想が当たるんです

未来に行って見てきたように予想が当たりますね、、と先週お褒め頂いた。

一瞬考えて、こう答えた。
未来へは行かないけど、過去へは頻繁に行きます

過去に行って、その人、その会社、その国の行いを見れば、
現在の行いが納得できるし、
次に何をするかの選択肢が減ります。

過去に行かない人は、将来の予想の選択肢が3個でしょう。

過去に行った私は、選択肢が2個です。
残りの一個に関して、「そんな事は、してこなかったし、次もしないだろう」と判断できるからです。

たまには、異例なことも起こります。
それは、まあ諦めましょう。

過去へのタイム・マシン
一番見ているのは、自分のブログかもしれません。
チラ見するだけで、その時のことが鮮明に思い出される「記録ノート」だからです。
書いた本人だから、なんですけどね。

過去を勉強する効用って、こういうことだと信じています

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