中国において帝国が地方を支配する際に中央から派遣される知事のような人は無給だったという本を読んだ。
地方に派遣されたら、その地方を経営して税金を徴収して中央に税金を送る。
その際、地方経営費用は控除して良い。
だから控除の際に自分の給料をそこから捻出するし、私腹を肥やす場合だって・・・
それが中国に脈々と続く「腐敗&不正」の温床なのだろうと思っている。
そんな制度なら、古今東西どこだって、と思っていたら・・・
イングランドも地方のボスは無給だった
そして割と真面目だったみたい。
イングランド人は善人で、中国人が悪人、、というわけじゃないだろう。
下記の本の該当ページを読んで思ったことだが・・・
派遣された役人の場合、一定年限でその地を離れる。
離れた後のことは野となれ山となれ、責任がない。
だから、派遣期間中は収奪、不正、腐敗、なんでもあれに陥りやすい
一方、地元の実力者が地方の政治のトップになる場合は、下記の本に記載されているように、地元住民との長期的な良好な関係に留意することになる。
つまり、
同じ無給であっても、
派遣役人と地元代表では天と地ほどの差
が出るのだろう
この本は面白いです。
ヨーロッパ近世の開花 (世界の歴史 17)
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