この20年間の両社のパフォーマンスは・・・
1:飛躍期に入ったアップル、234倍(年率31.4%)
2:低迷期に陥ったマイクロソフトは、4.5倍(年率7.8%)
この強烈な格差、一体何が起こったのだろう?
20年の時を経た現在に生きる我々は、答えを知っているので簡単に言える
インターネット対応が遅れたマイクロソフト
重厚長大なPCだけに拘泥し、スマホやタブレットなどの「安くて簡単で便利でサクサク速い操作」を求める個人に対応できなかったマイクロソフト
重厚長大なPCだけに拘泥し、スマホやタブレットなどの「安くて簡単で便利でサクサク速い操作」を求める個人に対応できなかったマイクロソフト
上記のような個人の喜び&満足感を充足させる製品(iPood、iPhone、iPad)を提供し続けたアップル
この両社の異なる動きは時代の波に乗れたか否かと言えばそれまでだが、両社のそもそもの出発点とBill Gate、 Steve Jobsのビジネスに関する考え方の違いに起因するものだったと、春山は思っている。
さらには、このような差が生じた背景は、過去を切り捨てて大胆な新製品に切り替えることが可能だったアップルと、できない宿命のマイクロソフトという「両社のユーザー(=ビジネス・モデルのターゲット)」の違いに根差していた。
アップル・ユーザーはオタク的な個人、熱狂的なアップル・ファンが多く、過去を切り捨てて新技術に移行するコストを喜んで払った。過去に構築したソフトやそれによって蓄積されたデータを新ソフトに移行する作業もいいと。わなかった
アップルがやるなら喜んでついていく、そんなユーザーがビジネス・ターゲットだった。
だから、10%未満のシェアでしかないのだが・・・・
アップルがやるなら喜んでついていく、そんなユーザーがビジネス・ターゲットだった。
だから、10%未満のシェアでしかないのだが・・・・
一方、マイクロソフトのユーザーは世界中の普通の企業だ。Windows以前のDOSの時代から綿々と続いているビジネス・インフラとしてのマイクロソフトのOSと関連ソフトは「企業にとっての財産」であり、それを「全部捨てて、新規の費用を払ってシステムを再構築」を受け入れるようなユーザーではない。彼らは変化を嫌うユーザーという側面を持っている。
だから、時代が急速に変化した1990年代、企業に軸足があったマイクロソフトは自己変革ができなかったのだ。
このような状況が逆転するのは・・・2014年2月まで待つことになる
続く・・・
だから、時代が急速に変化した1990年代、企業に軸足があったマイクロソフトは自己変革ができなかったのだ。
このような状況が逆転するのは・・・2014年2月まで待つことになる
続く・・・
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