2017年5月22日月曜日

高級品と普及品

このたび高級品も品ぞろえに加えました。
全体を質の高い高級品へとシフトしました。
このような高級路線シフトを打ち出す企業の記事を目にするが、成功したという続報が見られない。

高級品は利益率が高いの、そこへ進出して利益を増やしたいと思う企業は多い。
しかし、高級品ビジネスを研究して、高級で儲けるビジネス・モデルを実行している例は、上記の「高級路線にシフトしました企業」には見られない。

高級品はモノが高級(=高品質、上質)だけで売れるものではない
「購入時の店の雰囲気」、「購入後のアフターサービスの特別感」、「店員や担当者の上質感」を含めたトータルの高級感を高級品購入者は求めているのだ。

決して、高級品をアウトレットで半額で買う事で満足を得る人々ではないのだ。
ましてや、3980円の普及品と同じ陳列棚に一列だけ6万円の高級品が並んでいるような店で買いたくはないし、プラスチックの買い物かごに液体洗剤やスリッパと6万円のバッグを入れて会計するような状況で高級品を買いたいとは思わないのだ。

背伸びして高級品を一回だけ買いたい、、、という事はあるが、それは高級品のメイン顧客ではない