春山も随分前に「妥当株価をPCで計算するモデル」を開発しようとトライした
そしてQuants Model開発のプロセスで理解したことは下記のようなことだった
例えば、株価を決めるファクターが3個(x、y、z)しかないという現実離れした状態で考えたとして・・・・
まずは、ファクターxに関して分かった事は、
1:ファクターxは、株価を上昇させる要因になったり、下落させる要因になったり、と変化する
2:要因の大きさは常に変化する
3:大きさの最大値、最小値は非対称で不規則だ
4:プラス要因の期間、マイナス要因の期間、その長さも非対称で、不規則に変化する
5:これらを変化させている原因は、ファクターxの外部要因(この事例の場合は、ファクターyとファクターz)である
相互作用、フィードバック効果、などと言われる現象に属する
y → x : yがxに影響を与える
と同時に
x → y : 変化したxが、yに影響を与え返すフィードバックも生じる
そして、このような相互作用、フィードバック効果が、x、y、zの間で際限なく継続していく
株価を決めるファクターは3個だけではない、少なくとも10~20個はあるのだから、もうやってられない、という結論に・・・・
さらには、x、y、zの上昇と下落のリズムはバラバラだ
バラバラなものが相互作用、フィードバック効果で変化を続ける
もう、これは本当にやってられない、そういう結論になって、春山は「いわゆるQuants Model」を放棄した
もっとシンプルに考えた単純な Quants Modelはどうなのか?
さっぱり当たらないのだ、まあ現実を無視した理論など現実世界では通用しないのだ、当然なのです
次回に続く
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