2017年4月30日日曜日

Targeting & ビジネスの天井、賞味期限

ビジネスの持ち込み案件があると春山は必ず最初に質問することがある。
その商品やサービスは誰をターゲットにしていますか?

これまで春山の質問の意図を察知して的確に回答した人は片手にも満たない。
1:答えに詰まる
2:できるだけ多くの人に、様々な種類の人に
という返事が99%だ。

1は、「誰をターゲットして商品やサービスを開発するか」は最も重要なファクターなのだが、それを意識していないとはユーザー目線の欠如だと思われる。
2は、全員に好かれようとすれば誰にも好かれない中半端な商品やサービスになってしまう、という陥りやすいミスだ。

コアのユーザーをターゲットに開発した商品やサービスが、コアの周辺ユーザーに広がる、周辺の広さはケース・バイ・ケースだ。
ただし、コアがあってこその周辺なのだ。

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投資銘柄の選定にあたっても、上記のような視点は重要だ。

その企業の製品やサービスが、どこまで成長できるか、地理的に業種的に世代的にどこまで浸透できるか、業容拡大の限界はどこか、換言すればビジネスの天井の高さを判断できるのだ。

その企業のビジネスの天井が高いほど、投資という観点からは株式の賞味期限が長く得られるパフォーマンスの絶対量が大きい

画面に張り付いてトレーディングにいそしむ場合は別として、株式投資が生活のための主たる収入源ではないという位置づけの多くの個人投資家の場合は、じっくりと地に足をつけた売買頻度の少ない落ち着いた投資が適している


そういう個人投資家にとっては、
賞味期限の長い銘柄に絞り込んだ投資をすることが、心安らかに高いリターンを得る秘訣である。