株式投資の失敗で多いのは、もうそろそろ良いだろう、という主観的なタイミング判断による売買だ
こんなに下がったのだから、そろそろ反転上昇するだろう
こんなに出遅れているから、そろそろ追い付くだろう
こんなに上がったのだから、そろそろ下落するだろう
こんなに他銘柄を圧倒するほど上がっているから、そろそろ上がらなくなるだろう
そろそろ景気はピークだろう
そろそろ景気回復が始まるだろう
そろそろ円安/円高に転ずるだろう
例を挙げればきりがないが、何故そろそろという主観が当たらないのか?
その根本原因は、人間は我慢ができない、という人間の特徴だ
自分の我慢の限界を上昇相場/下落相場の長さ・値幅の限界と同一視するという過ちを犯すのだ
換言すれば、相場の持続時間は人間の我慢の限界よりも長いのだ
一方、まだまだで間違う事は稀だ
人間は我慢ができないから、まだまだという領域まで我慢して引っ張れる投資家は少ない
それには鍛錬が必要だし、その領域に達した投資家は中上級者だろう
だから結果的に、「まだまだで失敗しました」という事例は少ないのだ
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