2017年10月19日木曜日

知らないこと、判断していないことは、撤退の判断もできない

製造業の不祥事があいついでいる。
東芝、日産、神戸製鋼所、


春山は思う、日本人は馬鹿ではない
多分、真面目で優秀な民族だろう

しかし、戦後のパッシブ経営、お上依存の受け身姿勢の恩恵が40年ほど続いたので、恩恵が消えた1990年代以降も戦前のアクティブ経営や自己責任経営に戻るのに時間がかかっているのだろう

「合意形成」とか「和を持って貴しとする」等という美辞麗句の元、部下に調べさせ決めさせ、俺がやったという冠だけラッピングして自分の成果にする悪い意味でのサラリーマン経営者が増えたのだろう

順調な時は鼻高々だが、思わしくない状況に陥った時に、なにをどうして良いかの判断が出来ずに立ち往生する

部下は言われたことしかやらないのが普通だし、ましてや撤退の判断の決定権など持っていない。

自分で調査判断していないから状況判断も他人依存になって遅れるし、ましてや自分を否定する撤退など決められない。。。臆病すぎる経営者がふえたのかもしれない

結局、全員が傍観者になって事態はさらに悪化する

勿論、自分です関与して中身も熟知して判断実行する経営者もいるが、それは中小企業や創業者社長だろう

時代は変わったし、今後も変化を続ける。
ごく一部の例外はあろうとも、環境の変化に対応して自己変革できる生物だけが生き延びてきた地球のルールはこれからも永遠に有効であり続けるだろう

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