その背景、これまでの事件、2020年代の想定などを正月休みに熟慮して書いてみました
また、今回の事件の周辺領域も理解していた方が良いと思うので、2013年に書いたブログを紹介します
1:2020年1月4日:緩衝地帯としてのイラク
2:2020年1月4日:弱すぎるサウジ
3:2020年1月5日:「敵の敵は味方」の失敗
4:2020年1月6日:「サウジ&USの敵はアサド政権(シリア)、アサド政権の敵ISILはサウジ&USの味方」という作戦の失敗
5:2020年1月6日:国家意識がないから民兵が主役
6:2020年1月6日:毒を持って毒を制す作戦? 困ったサウジがISILに援助を再開?
日本、韓国、中国が地理的に近い関係であり、未来永劫に変えられないのと同様に、サウジ、イラン、イラクの地理的な位置関係とスン二派、シーア派という宗派も変わらない。
スンニ派のリーダーは当初はエジプトだった。現在はサウジだ。
しかし、2020年代にイラクを巡る紛争でイランとサウジの両国が疲弊すると、エジプトが再び浮上するかもしれない。虎視眈々とオスマン帝国が復活することを夢見ているトルコかもしれない
エジプトの栄枯盛衰を振り返っておきたい
以下は、エジプト、アラブ、欧州、USに関して2013年6月~8月に調べたことをレポート化したものです。
下記写真のA3×3枚のメモ書きを文章化しました。
2011年2月のエジプトの騒動の記録
記録としてのエジプト +US金利の動き
記録としてのエジプト +US金利の動き
中東問題の根本
1:宗教は人間から理性を奪う、良し悪しの判断を別にして
偶像崇拝を禁止している宗教ですら、聖地にはこだわる、仮にその場所が後年の作り話であったとしても
2:宗教は妥協を許さない、特に一神教は、その性格ゆえ何故そんな些細なことでと思われるような原因で、何回も戦争している。
聖なる場所の奪い合いなど、その最たるものだ。
3:宗教は、生後に習得するものだ。一卵性双生児を、生後に、別々の土地で、対立する宗教のもとで育てれば、壮年になった二人は妥協のできない対立をする。
4:そろそろ人類は、宗教を一定の枠の中にはめる規制を持つ必要とする時期もしれない
イスラエルは、USとロシアの共通の利益
イスラエルに移住したユダヤ人は旧ソ連からも多い、USには強力な支援団体がある。
それゆえ、シリアとエジプト問題に関して、USとロシアは決定的な利害対立には陥らない。
2011年依然に書いた中東関係の特集目次です
目次 : アフリカ中近東
その他中東に関する過去ブログ
2016年8月8日:中国とイスラム過激派:キッシンジャーの遺言
2016年11月2日:2017年を考える_1 : 中東
2015年6月27日:目次 : 地政学リスク
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