2020年1月13日月曜日

お金は熱しやすく冷めやすい

1:投資マネーは実体経済よりも早めに動く
2:投資マネーは実体経済のファンダメンタルの振れ幅以上に激しく動く
の続きです

投資マネーは、実体経済よりも熱しやすく冷めやすい
投資マネーは、特に循環株に投資する資金は、過去のパターンやサイクルを勉強して熟知しているので、先読みが得意だ。この先はどうなるかを我先に連想して投資マネーは動いている。つまり温故知新が高レベルで機能する世界である。

一方、企業経営者は慎重だ。一旦設備投資を決めたら、土地の確保、採用の計画、規制遵守のプロセス、資金調達の計画、様々なことを順次こなしていかなければならない。
しかも1-2週間後に風向きが変わったので損切撤収などという投資マネーのような手のひら返しは不可能だ。

だから、下図に示したようにサイクルの上昇角度、下落角度、そのタイミングは大きく異なってしまう。



特に循環株(日本株の多数がコレに該当する)に投資されるマネーの場合は初期反応が急速でしかも短期間に発生する。
この速度感について行くのが循環株投資の重要なポイントだ。

アベノミクスの始まった「野田VS安倍の論戦」翌日からの半年間の状況はまさにソレだったのだ。

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