2017年12月31日日曜日

2018年は、2017年を確認する続編の年 : その3 資源エネルギーの2006-8年的な復活は来ない

1:これだけ世界景気が好調なのに、資源エネルギー価格が上がらない
2:こんな怠い世界景気だから、資源エネルギー価格が低迷しているのだ

どちらの判断をしているかによって、2018年以降の資源エネルギー価格の見通しは異なる
換言すれば、これほど2017年の世界景気をどう思っているかの「投資家の見方」はバラバラに分かれている。

おそらく主流派(40%程度だと思うが)は、よくわからないままに日米の景気は相当程度の回復を見せたが、2018年には腰折れするという不安にさいなまれている、、、という不安な気持ちだろう。

~~~~多分、こんな心理状態~~~~
これまで景気が回復するとは思わなかったし、
2017年を振りかえると、自分の判断は間違っており日米景気は改善してしまった
でも、来年に対する不安がハズレるとは思わない=自分が間違えるとは思いたくない
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主流派の多くは、・・・・
資源エネルギー・バブルの記憶が鮮明過ぎて、「好景気=資源エネルギー価格は大幅上昇」という図式が当然だと感じており、資源エネルぎ―価格が「現在のような微上昇」の常態は好景気とは思わない・・・・
と考えているのだ。


しかし、そんな思い込みは間違いであることは下図の原油価格推移を見れば明白だ
1980年代、1990年代と長期間にわたり、好調な世界経済であっても資源エネルギー価格は微増ペースだった。


12月に、原油は$60、g-ルドは$1300まで回復した
21世紀の資源エネルギー価格は相当程度に高いレベルにあるとも言えるかもしれない



いずれも、中国が非効率なエネルギー消費に邁進するというバブル的な状況は、習近平時代には再現しないと春山は判断している

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