2013年8月25日日曜日

人間は社会的な生物なので、予測を担当させるには不適格

今と同じであってほしいと願う人間の願いを逸脱して、世界の様々な事象は大幅な変動をする。
では、大幅変動を予測する人を尊敬するかと言うと、さにあらず、大胆な予測人には常識ハズレだと嫌悪感を感じる。

人間が保守である背景は、人間が社会的生き物であることだ。
他人と異なることを避ける性癖がある。
また自己に対する社会的評価の低下を恐れ、「ハズレた時を心配した差しさわりのない予測」をする。
例えば、現在の上下10%の範囲でしょう、という根拠のない実にツマラナイ、読むに値しない予測がコンセンサスになる。

通常、物の値動きは、そんな保守的な予測範囲を遥かに超えて動く。
それゆえ少数派であり一見極端な予測を述べる強気派や弱気派の予測にこそ、聞く価値がある。
ただ、結論を読むのではなく、結論を支えている要素・ファクターを参考にし、自分で判断するのだ。

facebookコメントヘ