2013年8月28日水曜日

ガッカリの法則

決算発表は、事前予想を上回ったり、下回ったりする。
株の反応は、それに正比例しない。

上回った時の株価の上昇幅よりも、下回った時の株価の下落幅が大きい。

コンセンサスは、客観的な予測値よりも弱気側に振れる傾向があり、発表される現実の企業決算数値は、たいていの場合予測を上回る。(参照→強気派、弱気派、心配派
それは、「予測が下にハズレてガッカリすることは、めったに無い」事を意味する。
だから、下振れは驚きのガッカリ暴落を引き起こす。

株価の反応の非対称性は、行動心理学では有名な法則だ。
100円拾った時の喜びよりも、100円なくした時の悲しみの方が大きく、後悔の時間も長い。

ショック安は、まずは短期に大きく下がる。そして、すぐには立ち直らない。
嫌な事からは、即刻逃げ出したい。再チャレンジは、嫌な記憶が消えるまでしない。

良いことはジワジワとしか織り込まない。
本当に喜んでいいのか不安だから。

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