2024年3月30日土曜日

最高の投資方法(12)下げには順番がある

順調に上がっていた相場が何かの拍子に下落を始める。その多くはガス抜き下落フェイズと呼ばれる相場の休憩だ


ガス抜きフェイズでは、不安になった投資家が脱出するが、多くの投資家は儲かっているのでhappy profit takingだ

脱出組だが、、、その後の下落局面を上手にとらえて売却価格よりも安価に買い戻す投資家、反転後に高い株価で再参入する投資家、上がっていく相場を指をくわえて見ている投資家、、、に別れるが、つまり全員が再参入するわけではない
最参入しなかった投資家の分は、新規参入投資家が埋め合わせるのが通例だ


相場の休憩であるが、全部が一斉に一律に整然と下がるわけではない

先に下がるグループ、真ん中で下がるグループ、最後に下がるグループ、のような順番がある


頻繁にみられる下げの順番は・・・

1:傷のある銘柄、直前決算でミスをした銘柄、悪材料的なニュースが出ている銘柄、これらは先に大幅に下がる


2:普通の銘柄は、序盤の下げは大したことはないが、中盤で大幅に下がる


3:この銘柄だけは残しておきたい、今の投資テーマの中心銘柄、こういう銘柄は序盤と中盤ではほとんど下がらない、もしくは上がったりするが、後半で大幅に下がる


・・・こんな状況が典型例だが、様々なニュースが流れ込んでくるので、リズムやパターンが乱されてることが多いのも相場だ


とは言え、売らなければ!、と投資家が判断したとき

次に投資家が考えることは、何を売ろうか?という売却銘柄の選択だ

その選択の結果が、通常は、1,2,3の順番で売りが出る、というエッセンスは古今東西共通だ


下落の最悪ポイント(単純にレベルの最安値ではない時もあるが・・・)を通過すれば、その後は相場の癒しフェイズに移行する

癒しフェイズは、少しイライラするものだ
そもそも、下げ速度は上げ速度の三倍だから、上げはスンナリではない

上値には、「売り損なったので、この値段に来れば今度こそ売るぞ!」という売りオーダーが並ぶ
だから、売りを吸収しながらの上昇になる
それがイライラしながらの上昇フェイズとなって表れるのだ

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