2019年5月4日土曜日

伸るか反るかその日の相場は重要

5月3日の米国株は重要な日だった。



上図にあるように、1日、2日と嫌な下げ方をしており、4月26日に書いたブログ記事「10連休を前にしての相場観察」に書いた「伸るか反るか」のポイント(下図の赤枠部分)に移行するか否かの判定日だったからだ


結果は、下図にあるように、下がった時に買ったポジションが短期間で利益をもたらす好循環という相場になった。
つまり(1)の状態が維持される結果になった。



年初来の上昇率は相当なもの(下左図参照)だが、こういう好循環の相場環境の時には上へのオーバーシュートはつきものだ。
かといって今のペースをそのまま延長した年間リターン(下右図)になる可能性は低い



伸るか反るかの日(5月3日)は月間雇用統計の発表の日だった。
失業率は、3.6%という50年ぶりの低さ、月間の非農業者雇用増減は、+263000人の増加、という好調な雇用市場を反映する内容だった。

しかし、好調経済=利上げ懸念=金利上昇、とはならず、10年金利は下図のように低下した



好調な経済+金利の低下=株にfavor、、という事で株価は大幅に上昇したのだ
金利低下の理由にされたのは、時間給の上昇幅(前年比+3.2%)が予想(+3.3%)よりも小さかったという部分だった



なお、10年金利で言えば、2.75%を上回る(下図の赤枠部分のように)までは、株式市場の悪材料にはならないだろう



3%を上回る賃金上昇など労働者にとっては好調な労働市場が続いていることを受けて、消費マインドも絶好調が続いており、実際の小売り統計も絶好調が続いている

日本、中国、US、、三か国のなかでマクロ経済、企業業績、株価の三拍子が揃って好調を維持しているのが、現在のUSである。

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