民主党政権時代のドル安円高&デフレ期を経て、アベノミクスによるドル高円安で日本経済が復活し、それによって企業利益が増加して日経平均も8000円から2万4000円という三倍高を演じだ。
それゆえ、ドル円為替相場の方向が日経平均の利益を左右すると信じている投資家が多い。
しかし、過去データを慎重に観察すると、
(1)円高デフレ期だが、円高に比例して予想利益は減ってはおらず、それなりに増加している
(2)黒田日銀総裁による異次元緩和バズーカによる急速なドル高円安期のは、予想利益が急増したような一般認識とは裏腹に、円高デフレ期のペースとあまり変わらない角度で予想利益は淡々と増加している。
(3)その後の浜田&黒田両氏によるか過度の円安けん制発言後は、予想利益が低下しているが、
(4)2017年以降のドル円の安定期(105~115円のボックス)は、急速円安期と同様なペースで予想利益が増加している。
ドル円為替相場と予想利益の関係を正確に観察するために、両者を指数化して目盛を対数目盛にしたのが下図だ
これを見れば、ドル円為替相場の動きは短期的には予想利益に影響を与えるが、長期的には予想利益は淡々と増加していることがわかる。
5~10円程度の上下動に一喜一憂する必要は長期的には無いと思われる
2017年以降のドル円為替相場の安定期における予想利益の持続的な増加は素晴らしい。
2019年4月29日月曜日
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