2024年5月5日日曜日

最高の投資方法(24)多数説が株価を決める

 投資が上手になれないのは、自分の判断が間違っている事を認識できないからだ

間違っているとは、当面の多数意見に背を向けて、少数意見側の投資をする状態だ

最終的には、少数意見である「あなたの投資判断」が勝利して多数意見になる日が来るかもしれない。

しかし、それは思っている以上に先の話であり、人間は待てない性癖の生き物であり、失意のうちに撤退してしまう残念な結果になることが多い


なぜ少数意見側についてしまうのか?

株価はどういう風に決まるか、という考え方を採用せずに、「*+*であるのが正しい、*+*になるハズだ」という一直線の考え方で単純すぎる判断をしてしまう事が原因だと思う



さらには、株価を決めるのは投資家の多数意見であるにもかかわらず、世間やメディアに流れる感情的な意見(=その多くは、うっぷん晴らし&不平不満の表明、無責任なイケイケ論)が株価を決める多数意見だと誤解してしまう、ことも間違いの要因だろう
日本人全員が株式投資家になれば、世間と投資家は一致するだろうが、現状はそうではない


以前も間違いを犯し、今回も同じパターンで間違うのはなぜか?

前も同じように間違った事を記憶していないからだ

人間は記憶が苦手だし、記憶は現在の自分を正当化する方向に改ざんされてしまうものだ。
自分の売買判断、売買行動を記録していない状態では、同じ間違いを繰り返してしまう


投資経験が3年以下の人が間違うのは仕方がない。知識と経験が投資判断に資するビッグデータとして機能するほどには蓄積されていないからだ

しかし、5年以上も経験しているけど間違いが多いのは、記録不足が原因だと思う

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