2023年3月19日日曜日

パウエルの考える中立的な金利体系を推定

パウエルはFRB議長に就任した時から「バブルを起こさない金利水準」を模索するという言動があった。


低すぎる長期金利はバブルを起こす
バブルを起こさない長期金利の水準は?

それは投資家がファイティング・ポーズもりもり状態にならない金利水準だ


それを勘案して、パウエルの考える中立的な長短金利の水準を春山なりに考えると、以下のようになる。

FF金利:2.5~3.0%

10年金利:4%

金利差:1.0~1.5%


その状態に達するプロセスをお絵描きすると下図のようになる



今後の金利の動きは・・・・
FF金利はインフレの鎮静化に呼応して下落が続く
一方、10年金利はFF金利の低下で多少は金利低下を見せるものの、景気の改善に伴う資金需要の増加に呼応して上昇する
・・・・・というプロセスが想定できる

おそらく、2024年にそのような状態になるだろうと考えている

ちなみに、パウエルがFRB議長に就任後、「バブルが起こらないレベルまでの炉上げが必要だとして」利上げを継続し、FF=2.5%で利上げを止めた


当時はインフレは無かった。
現在はインフレがある。
2.5%を上回る部分が、インフレ対応の利上げだと推定することも可能だろう
その意味で、2.5%は参考になるかもしれない



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