最初に書いたように・・・
平時は、
EPS成長率が、10%なら、PERは10倍
EPS成長率が、20%なら、PERは20倍
EPS成長率が、30%なら、PERは30倍
相場が温まると
EPS成長率が、10%なら、PERは15倍
EPS成長率が、20%なら、PERは30倍
EPS成長率が、30%なら、PERは45倍
のようにPERが上昇する
そしてバブルになると
EPS成長率が、10%なら、PERは30倍
EPS成長率が、20%なら、PERは80倍
EPS成長率が、30%なら、PERは150倍
といった理解不能なレベルまで達する
PERは下図のように動態的に判定するものだ
発生したバブルが崩壊するキッカケは決算ミスだ
売り上げ高、利益、利益率、増益率、ユーザー伸び率、何か一つでも強欲な投資家の期待をミスすれば、バブルのお立ち台から追放される
バブルのお立ち台から追放されると、非バブル銘柄のPERに向かってPERが下落する
算数で理解できるPER水準まで下落が止まらない
そこまでPERが下落するのに、半年の場合、1年の場合、3年の場合、それは時と場合によって様々だが、下落が長期間続くことは避けられない
PERの下落フェイズでは、利益・EPSが最高益を更新し続けても、PER下落の悪影響の方が大きいので、株価の下落が止まらない
下図はZoomのバブル崩壊の様子だ
崩壊は有料ユーザーの伸びが強欲投資家の期待を下回ったことだった
2020年10月のバブルの頂点の時、
EPS:1.18 x PER:500 = 株価:588
という株価形成だった
それが、2021年10月には、
EPS:4.81 x PER:53 = 株価:255
と利益が4倍になっていても、株価は▼43%という下落となっている
そして、バブル崩壊の第二段階は業績が下方集成される
2021年12月には、
EPS:4.385 x PER:43 = 株価:192
と株価はピークから▼70%という下落となっている
2023年6月21日現在の状況は,循環株にふさわしいPER:10~20倍の真ん中、16倍台となっている
バブルが終わったのだ
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