前回ブログで、
業績の伸びが高く、その伸び率が安定してれば、PERは非常に高くなる
業績の伸びが低く、その伸び率が不安定なら、PERは非常に低くなる
・・・と書いたが、PERに関してもう一個重要なファクターがある。
それは、ビジネスの将来性、その投資テーマの賞味期限の長さ、顧客やユーザーの最大値(=天井の高さ)というファクターだ
A社とB社の増益率が同じ15%であっても、
A社のビジネスは100年以上も前からあるようなビジネスで産業としては成熟している、例:鉄鋼・自動車、と投資家が認識している
B社のビジネスは新しいテクノロジー関連のビジネスで未来が限りなく広がっている、例:1990年代以降のIT産業、と投資家が認識している
このような場合は、増益率が15%同じであっても、PERはB > Aとなる
その理由は、A社の15%増益の持続性は低いが、B社の15%増益の持続性は高く、しかも20%もしくは30%にまで上昇する可能性があると考えるからだ
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