2017年7月3日月曜日

Apple Microsoft Amazon Google Facebook 再考_7

Microsoftを散々苦しめ、ついにはバルマー(2代目CEO)を退任に追いやったGoogleは特別な企業だ。

一般的な営利企業というよりも宗教団体に近いと春山は感じている。

Googleの目的とそれを達成するための手段は、一般的な企業との比較ではかい離が大きい。
 Googleの目的は「世界に存在する知識、技術、見識、思想といった人類がこれまでに築いてきた付加価値のすべてをインターネットを通じて収拾し、それを世界中に知らしめ利用可能にすることで、より良い社会を実現する」ということだと春山は理解している。
創業者が当初からそういう意識を持っていたかは不明だが、企業化する頃からそういう思いが強くなったと推定している。

インターネットに存在する知識、技術、見識、思想を
1:どうやって見つけるか?
2:同種の情報の多くの中から、どれを読むべきか?

それまでは、
Yahoo!が電話帳よろしく「人の手でカテゴリー別に体系化」したページ(=ポータル・サイトと呼ばれるようになった)を案内役として使っていた。
しかし、爆発する情報量のために「人手ではお手上げ」の状況になった。同時に
Yahoo!恣意性を指摘する意見もあった。



グーグルは、
1:人出に頼らず、
クローラーと呼ばれる巡回ロボット・プログラムを使って
2:ページ・ランクという手法で選別を行う
、というやり方を発明した。


そしてビジネスとして成立するために、グーグルのページに広告を掲載することで収入を得ることにした。

TVやラジオが当初は有料放送であったものが、広告集を得ることで無料化したのと同じだ。
だから、ヤフーグーグルはハードウェアやソフトウェアというIT製品&サービスを販売する旧来のIT企業とは異なり「メディア企業」であると言われるのだ。


目的と手段のかい離という意味では、Yahoo!よりもGoogleの方が鮮明だと思う。
グーグルは、目的を達成する為なら収入源に関しては、広告にこだわらないだろう

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