覇権パワーの縮小と国内有権者の内向き志向にUSは悩んでいる
USはゆっくりとFalling Angelになりつつある。
かつては自らを「selected special」と位置付け、民主主義と資本主義を世界に布教する義務感に燃えていた。
経済力の世界シェアの縮小と財政赤字の増加により、覇権維持のための対外的な支出可能額の頭打ちに直面している。
同時に、「こんなにUSはみんなの事を思って頑張っているのに、何故世界はUSのように考え行動することができないのか?」と苛立っている。
USとそれ以外は、国の実力やファンダメンタルが異なっていることに留意しなかったのがが過去のUSだ。
豊かな資源に恵まれた土地をほぼ無償でインディアンから獲得したという有利な条件を他国や他地域、他民族は持っていない。