日銀のマイナス金利の意味は、
あなたのお金、無料では預かりません、と言っているのだ。
お金を預けたいなら、安全に保管する費用を頂戴します、ということだ。
じゃあ、自分で保管する
そう思う人、そうする銀行もあるだろう。
金庫を買う個人もでるかもしれないが、空き巣の不安は残る。
厳重な金庫を設置する銀行もあるが、警備の費用も馬鹿にならない。
つまり、わずかな費用(=少しのマイナス金利)なら、日銀に預ける銀行がある。
自分で保管するよりも、日銀に払う費用のほうが少ないからだ。
既に昨年から、どの程度のマイナス金利になったらどうするかの予行演習は、各銀行で実施されていた。
1月29日に導入された程度のマイナス金利なら、日銀に預けるお金の全体がマイナス金利にならないので、しばらくは全体でマイナスになることは無いと思われる。
なお、現状では「マイナス金利は、当分の間は、個人には適応されない」だろうと思う。
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日銀は、日銀当座預金を3つの階層に分け、それぞれに異なった金利をつける。
1:量的・質的金融緩和(QQE)のもとで各金融機関が積み上げた分については、「基礎残高」としてこれまで通りプラス0.1%の金利を適用。
2:所用準備額に相当する残高などは「マクロ加算残高」として適用金利をゼロ%とする。
3:各金融機関の当座預金残高のうち上記を上回る部分を「政策金利残高」とし、マイナス0.1%の金利を適用する。
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