それをメモにしておきたい。
春山の意訳、曲解も多々あるだろうが、ご容赦を
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(1)冷戦終了後は不安定になった。
冷戦期は、核戦争など第三次世界大戦の危険があったが、政治面と地政学面は安定していた。
米ソという親分が、子分国家の箸の上げ下ろしまで監視していたからだ。
1991年にソ連が崩壊して以降は、戦争の危険は低下したが、世界各国の政治や地政学面は不安定になった。
米ロの力は相対的に低下したし、子分国家の面倒をみるだけの財政的な余裕は霧散した。
500ドルの月給を兵士に支払うための収入源が次々と消えている。
サウジからの資金は止まり、石油精製工場が破壊され石油製品の売却代金も消え、誘拐身代金を得ることも困難になった。
米ロの力は相対的に低下したし、子分国家の面倒をみるだけの財政的な余裕は霧散した。
(2)ISは二年後には消滅している。
500ドルの月給を兵士に支払うための収入源が次々と消えている。
サウジからの資金は止まり、石油精製工場が破壊され石油製品の売却代金も消え、誘拐身代金を得ることも困難になった。
給料がもらえなくなったら、ISの兵士は出身国に帰るだろう。
武器を持って帰国するIS兵士は、帰国先で困った問題を引き引き起こすだろう。
武器を持って帰国するIS兵士は、帰国先で困った問題を引き引き起こすだろう。
それを聴いて春山は思った。
ISと言う共通の敵が消えると中東アフリカ各国の異なる内部事情が表に出て来て、かえって混迷と内部対立が深まるだろう。
ISと言う共通の敵が消えると中東アフリカ各国の異なる内部事情が表に出て来て、かえって混迷と内部対立が深まるだろう。
2010年の中東アフリカの春は「独裁政権は去ったが、内戦と混迷が来た」という悲惨な結果に終わり、各国とも苦しんでいる。
民衆は経済面で不満を持っており、その不満の矛先をそらす為にも、隣国との対立感情を利用するだろう。
各国で収拾に苦慮しているテロ活動や内戦などは、長期か混迷化だろう。