(7)原油価格は戻らない
かつては、OPECが一つの国家として機能していた。
OPECは、「今年は、これだけ生産する」と宣言した。
そのOPECは今は死んだ。
統一した生産計画を打ち出せない。
その結果、経済合理性が前面に出て、原油価格が決まるようになった。
シェール関連で、US大統領が「今年は、これだけ生産する」と宣言することは無い。
統一した生産計画を打ち出せない。
その結果、経済合理性が前面に出て、原油価格が決まるようになった。
シェール関連で、US大統領が「今年は、これだけ生産する」と宣言することは無い。
今や市場が価格を決定する。
メキシコは、海外の投資を呼び込むために、エネルギー生産の国家独占をやめた。
ブラジルも、その動きに続こうとしている。
ブラジルも、その動きに続こうとしている。
原価格の決定は、国家の「今年は、これだけ生産する」という政治的なファクターから、経済と市場にゆだねられるようになったが、これは昔には戻らない。
(8)ブラジルはまだ苦悩が続く
2004年から2007年のような「資源大量浪費型の新興国の生産設備拡大&消費というバブル」は当分やってこない。
今は、普通の経済だ。
だから、ブラジルやロシアの苦境は長期間続くだろう。
今は、普通の経済だ。
だから、ブラジルやロシアの苦境は長期間続くだろう。