相場の上手い人、下手な人、そこには様々な特徴の違いが観られる
春山の約40年の観察では、上手な人は「Aの方がBよりも儲かる。その理由はCCCだから」と聞いた時、ほぼ納得できるなら、素直に実践する。そして、何故Aの方がBよりも儲かるかの理由CCCをその実践を通じて確認する。
一方、下手な人は「Aの方がBよりも儲かる。その理由はCCCだから」と聞いても、CCCが自分の経験と知識の範囲内で納得できないと、”条件反射的に、Bの方が儲かる可能性が高い”と判断してしまい、Aの選択を実践をしない。しかも、CCCの確認作業はその後もせず、ずるずるとBの方に拘泥してしまう傾向がある。
何故、そういう天邪鬼な行動を選択するのかは不明だが、自分にそういう性癖があるのであれば、投資以外で頑張った方が心休まる人生を送れるだろうと思う。
そして、そもそも投資は義務ではないし自己責任だから、個人の好きにやればよいし、他人がとやかく言うモノではないから、春山はおせっかいな言動はしないことにしている。
春山は、投資も人生の一つ、食事も人生の一つ、という風に考えており、下図のように行動すれば人生がより快適になると考えている
美味しいレストランを選ぶときに、何故そのレストランが美味しいかの理由を事前に確認&納得しなくても、美味しいレストランに行くのが普通の行動だ。美味しさの秘密を確認するには料理に精通していなければ困難であることが分かっているからだ。
しかし、投資の選択となると「Aの方がBよりも儲かる理由のCCC」を確認するには投資に精通していなければ困難であるとは思わなくなるのが天邪鬼な投資家だ。
料理に関して自分は素人だと自覚するが、投資では自分は素人だとは自覚しない。換言すれば、投資は料理よりも簡単なレベルの作業だと思っているのが、投資が下手な人の特徴なのだろう。
具体的な事例で話すと、9月15日のブログで掲載したように長期的なパフォーマンスは、US株>日本株、理由は利益の増加率がUS株>日本株だから、という事を聴いたり読んだりした時の反応だが、投資が上手な人はほぼ納得できるなら、素直にUS株投資を実践する。
しかし、下手な人は「利益の増加率がUS株>日本株」という事実は認めるものの「何故そうなのか? それは何時まで続くのか?」を自分の知識と経験の範囲内で確認&納得できない限り、US株投資を実践しない。しかも、「何故そうなのか? それは何時まで続くのか?」の調査確認判断作業をその後もせず、ずるずると日本株に拘泥してしまう。
それは、美味しいレストランの美味しさの秘密を確認するには料理に精通していなければ困難であることと同じことなのだ。
投資家は投資の果実を得るのが目標であって、評論家のように相手を論破したり、有名人になることは不要である。不要であるどころか、論破や有名人化は投資パフォーマンスにとっては害悪があると春山は感じている。
投資家は名誉ではなく実利を求める方が、心安らかな投資生活が送れると信じている
なお、春山は「長期的なパフォーマンスは、US株>日本株、理由は利益の増加率がUS株>日本株だから」に関しては、今後5年は続くと思っているが、永遠だとは思っていない。また、5年以上先のことなど判定不能だと思っている。毎年、この先5年を考え続ければ、投資家としては十分なのだ
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