王様、貴族、軍人、聖職者、、、歴史を学べば、彼らは税金を払っていないことが多い。
彼らは、農民、商工業者のために働いているのだから、彼らの働くための費用(軍事費、統治費、聖職行為の費用と生活費)は、農民、商工業者が負担(=税金)すべきであると考えられていたからだ。
その後、軍事費が多大になり、税収では足らなくなった。
税収不足を補うために、官職を高額で民間人に売却する制度(=売官制度)が始まった。
官職を得た者(=富裕な商工業者、金融業者)は税金を払わない側に回ったので、一時的な売官代金の後は、長期的にはますます税収が減少した。
売官制度は、発想としては、今でいう民営化であろう。
そういう視点でこの記事を読めば、歴史は脈々と続いていると納得してしまう。
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