2015年5月9日土曜日

「勝手にしたら」の時代 = sunk cost

誰かに金をたかる、借金する、助けてもらう
それを当然の権利として主張する

でも限度を越えると、「もう知らんわ、勝手にせい!」と放り出される。

たかってきたヤカラは、「いいんですか、借金は本当に返ってきませんよ、これまでの金は無駄になっても良いのですか?」と脅す。

しかも、もう脅しは通用しない。
貸した方、金を突っ込んだ方が、「いままでの金はsunk costだ。大事なことは、これからの将来だ」と考えるようになるからだ。

これまで使った金が役に立たなかった。
海に捨てたも同然の無駄遣いだった。
使った自分が悪いのだ。
悔やんでも仕方が無い、戻っては来ないのだ。
沈んでしまった(=sunk)のだから、もう浮かび上がっては来ない

そんなものに追加のムダ金(=追い銭)を使うよりも、もっと自分に役立つ分野に、将来のことを考えて、資金は使いたい、、と賢く考えるようになるのだ。

さて、困るのは「放り出されるヤカラ」だ。
そういう時代になったと思う。
北朝鮮、アルゼンチン、ギリシア、ウクライナ・・・・どんどん増えるだろう
補助金がもらえるからEUに加盟する、、、そんな思い上がりは、もう不可能だろう

~~~~~~~~~~~~~

国の中でも、そういう状況が進行する。
過剰福祉の是正、信賞必罰、無い袖は振れない、
やる気の無い者、実績を出さない者が、何かを要求しても拒否される、「自業自得でしょ、勝手にしたら」と言われてしまう。

国家の役割の縮小、、それを埋めるのは、コミュニティ、家族、SNS的仲間の相互扶助、だと思う。

関連する過去記事:負け組不要の時代

facebookコメントヘ