セミナーの功罪
功は、有名になる、取材が来る、みたいな感じ。
今夜の話は、それじゃない。
罪は、話した事に、その後の投資行動が縛られる精神状態になる。
強きを言うと、売れなくなる。
弱気を言うと、買えなくなる。
ほとんどのセミナーは、「*+*は良いですよ。さあ、投資しましょう!」という内容だ。
だから、セミナー後に売るべき局面が来ても、売りの決断が鈍くなる。
「昨日のセミナーで、まだまだ良い、これからだ、と言ってましたよね・・」と非難されることを恐れるからだ。
しかし、投資家たる者、必要なら手のひらを瞬時に反すべきなのだ。
3分前と今は、判断が変わってもよいのだ。
相場は一直線で上がるものではない。
上昇相場は、懸念との戦い、利益確定売りとの戦い、高値警戒感との戦い、未知への不安との戦い
人間の心は弱い
投資家の心は、強欲と恐怖の間を振り子のように揺れる
だから2-3か月単位で、結構な上下動がある。
その上下動の多くは、杞憂に過ぎなかった、という結果になり、1年後には「あの時、何故さがったのか」すら思い出せなくなる。
でも、毎日の相場をライブで過ごす投資家は、様々なニュースや噂に振り回されて、毎日のように不安になる。
強欲が高じて結構上がった後には、ちょっとしたきっかけで、これまた結構な値幅下がったりする。
2015年5月25日の夜、なんとなく判断が鈍いのではないかと不安になっている。
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