2022年5月2日月曜日

AMZNを簡易計算で考えてむる

 Yahoo USA(5月2日現在)を使って、AMZNの将来株価を簡易計算してみましょう
参考:https://haruyama-shoka.blogspot.com/2022/04/blog-post.html


PER(TTM)=38.35

EPS(TTM)=64.81

となっています



Analysisを見ると
2022/12 予想EPS=32.63

2023/12 予想EPS=61.59

です。



これらの数字を使って
Excelで現在の株価が織り込む1年後のEPSを計算します。
PER上限=PER(TTM)=38.35

PER下限=上限の0.9=38.35x0.9=34.515


今から1年後は2023年5月ですが、そのEPS=44.7です
株価の上限:1714下限:1542です
下図の緑枠

今年の12月に織り込むEPSの行を見ても
株価の上限:2362下限:2126です
下図の橙色枠



これらの予想株価は、先週末の2485ドルと比較すれば相当に下ですから、今後はさらに大幅下落するのでしょうか?


AMANは長期間にわたって好調に業績を拡大してきた企業です。2022/12 予想EPS=32.63は、過去12か月間の実績EPSであるEPS(TTM)=64.81の半分であり、業績が大幅に悪化する予想となっています。

そして、2023/12 予想EPS=61.59ですが、これでもEPS(TTM)=64.81よりも低い予想です。

しかし、投資家の多くは2024/12 予想は+20%ほど増益してEPS=73.908程度になることを信じているのだと思います。



そこまで先読みした予想を信じれば、
来年6月頃の予想株価レンジは、

株価の上限:2917下限:2626です
上図の赤枠

来年12月頃の予想株価レンジは、

株価の上限:3473下限:3125です
上図の桃色枠

そんな先のAMZNの業績復元力を信じるのか?
それを判定するのが投資家です

下図は、初級2の教科書の抜粋ですが、古今東西の投資家の性癖として、足元がどんなに悲惨でも、未来の明るさを投資家が確信すれば、足元の予想業績は無視して明るい未来で株価を考えます。



それは、コロナ・ショックで2020年、2021年の業績が惨憺たる内容であっても、2022年、2023年と連続で業績が改善すると投資家が信じたから、2020年3月以降の株価が順調に上昇したことを見ても明らかです。

さて、AMZNですが、過去何度も1年を超える調整を経て株価は上昇する、というパターンを繰り返してきました。
過去はそうだった、今回もそうだろう、、という考え方ですが、ほとんどはそれが成功します。



しかし、どんなに素晴らしい株であっても、最後はダメになります。
明日を見れる水晶玉は誰も持っていませんが、明日を冷徹に判断し続けるのが投資家に課された作業です


2022年4月20日水曜日

誰でも無料で見られて、簡単に計算できる簡易版未来予想図

 Microsoftの株価の未来予想図を作成してみましょう


必要なデータは、US Yahoo Finance(https://finance.yahoo.com/)にあります。誰でも無料で見られます


赤丸の検索欄にMSFTと打ち込んで検索虫眼鏡マークをクロックします



下図が出てくるので、赤丸のAnalysisをクリックします

真ん中にある、PE Ratio(TTM)の数字、30.39、をメモしましょう



下図が出てきます
Earnings Estimateの行のCurrent Year (2022)Next Year (2023)の数字、9.3310.73をメモしましょう



Excelで、下記のような表を作成しましょう

Current Year (2022)9.33からNext Year (2023)10.73に向かって、毎月数字が0.117増えていることがポイントです
0.117=(10.73-9.33)÷12

PERの上限と下限の数字を入れて、掛け算すれば、株価レンジの上限・下限が出ます

上限は、PE Ratio(TTM)の数字、30.39を入力します。下限は、▼10%の数字を入れます
下図では、上限30、下限27を入れてあります



株価は、1年後のEPSを織り込んで価格形成される傾向があるので、今後の株価は「283~314」に向かうだろうと推定できます



この簡易版の未来予想図なら、誰でも簡単に作業できます

もう少し高度な予想をしたい場合は・・・時間があれば、別途ご紹介したいと思います

2022年3月24日木曜日

会話は、心の栄養素

 コロナが収まり国民生活が正常化すると社会が明るく前進する、と思う


コロナで低下したのがface to face communicationです。それが減少したことによる心理的な効用の減衰は非常に大きかったと春山は考えている。そして今後face to face communication復活することは、心理的な効用が大幅アップするを意味する。

食物は体の栄養素だ。そして、face to faceの会話は、心の栄養素だと春山は思っている

face to faceの会話は、1:言葉、2:手振り身振り表情、3:親しい関係の場合だけだが、touch、という3種類の言語的なツールを介して行われる、、だから非常にパワフルな心の栄養素なのだと思う。



会話、communicationとは、「目的を共にする」時間を過ごすこと、つまり建設的な人間活動です。それが復活することは実に嬉しいことです

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英語のCommunicationのcomは、「共に」という意味で、

municateは、ラテン語のmunusに由来する「目的とする」という意味、ですから・・・・

2022年2月28日月曜日

「新しい世界の考え方とその枠組み」の模索と、2022年を考えるセミナーの抜粋_1

2月24日に発生したロシアのウクライナ侵攻で、リーマンショック以降に芽生えた「新しい世界の考え方とその枠組み」の模索が加速したように思います。

それに関する
 部分が1~2月に実施した「2022年を考える」セミナーにありましたので、抜粋を紹介したいと思います


2022年は年は世界各国で重要な選挙が実施される。

現政権の首脳、対抗候補者は、相手に妥協しない強いイメージを有権者に見せる必要があり、国際情勢はギクシャク感が高まることが予想される。


選挙の時、有権者は理不尽な無理難題を候補者に要求する。現政権の首脳、対抗候補者は「それはオカシイ」とは言えないので、当選するまでは「やる姿勢、それは往々にして強硬な姿勢・発言」をメディアを通じてアピールすることになる
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2008年のリーマン・ショック以降、market price mechanism至上主義に対する疑問が芽生え、それが10年以上も静かに増殖してきたと春山は感じている 

その背景を考えていた春山だが、昨年こういうことだと思ったことは・・・・

これまでの市場ルールとは「お金・資産価値が増えることを目的としたルール」であり、人間が幸福になることを目的としていない。

人間社会のルールは「多数の人間が幸福を感じながら生きる社会を創造する」ことを目的とすべきだ。

・・・という考え方が2009年以降に増殖してきたのだろう


そういう考え方に基づけば、「ガソリンやディーゼル車の方が経済的に安価な車を提供できるし、自動車会社も儲かる」けども、人間社会の長期的な幸福を考えれば、高価な車&自動車会社も儲からないかもしれないが、EV車へ切り替える、、、という考え方を理解できる


このような資本主義を修正するような動きを受けて民主主義国家では左寄りの政権が増えた

同時に中国は、我が意を得たりという意識が強まり、「中国は世界に向かってルールを制定する特別な国家である」という言動を増している



リーマン・ショック以降の考え方の変化のキッカケは、国境をこえた巨大企業の出現だろう
グローバリズムの進展以前は、各国に国家を代表するような企業が存在し、政治家も国民も誇りに思っていたし、税金もタンマリと払っていた。

しかし、1995年以降のグローバリズムの急速な深化に伴い、国境を越えた言動をする超巨大企業が出現した。彼らは国家への帰属意識は薄れ、税金はTaxHaevenの利用でほとんど払わないし、テスラのマスク氏のように「法律は無視しても構わない、私が正義だ」という言動の人間も増えてきた
その結果、政治家も国民も
国境を越えた言動をする超巨大企業にたいして嫌悪感を持つようになった


グローバリズムとは経済優先だ
政治家が何を言おうとも、お金がないと政治家は無力だ。だから、1に経済、2に政治、という上下関係になる


しかし、トランプが明確に打ち出したAmeria Firstは政経一致、企業はトランプお釈迦様の手のひらの上でしか活動できない。政治的・宗教的・民族的な価値観の維持が、経済的損得に優先する、という考え方だ


新しい政経一致・政治が経済に優先する、という考え方の名前がどうなるかはワカラナイが、一旦動き始めた歴史の振り子は、ユックリ、着実に動き続けるだろう

その結果、グローバリズムによってもたらされた経済的な自由と利便性は後退することになる


ロシアのウクライナ侵攻で、第二次世界大戦後の長期的な国家戦略を変えた国も出現した
ドイツとスゥェーデンだ。
20世紀に二回も世界に迷惑をかけたドイツは「いかなる理由であれ、紛争当事国には武器を供与しない」という平和主義を掲げてきたが、ついにウクライナへ武器の供与を開始するとともに、軍需予算の増額も決定した。
永世中立政策の
スゥェーデンもウクライナへ武器の供与を決めた。

上記に関するFB:ドイツの変貌

ドイツの変貌2

時代は考え方が作り上げる、と春山は思う。考え方が変われは時代も変わるのだ。

新しい考え方が、新しい時代を作る、、、それに関する昔のブログ記事を紹介して、今日は終わりにしたい
参考過去ブログ:1979年、1989年、2009年、


参考ブログ2:時代の流れが変わりる時、前半では変化を認めたがらない


2022年2月12日土曜日

春山ルール55:二番底の方がつらい

 10%を超えるような下げは数年に一回はあるものだ。

この規模の下げは、数週間では完全に元に戻れない。多くの場合は下図のようなプロセスを経て、底打ちして上昇する。


最初のボトムは「一番底」と呼ばれる。

1:ジリジリだろうが一気呵成だろうが、あれよあれよという間に下がっていく。

2:どこで、いつ、ボトムに達するかは予想ができない


一番底の後は「単純リバウンド」と「揺り戻しの下げ」を経て一定程度上昇する。

しかし、その後に、一番底に向かう下げの背景や理由が投資家を再び不安にさせる(=懸念の再発)ことで、再びガクガクと下がり始める



一番底から一旦の復活を見た後に下がり始める時、投資家の心配は最大になる。

一番底に向かう時は、鈍感だったり忍耐力があったりで売らなかった投資家が、上昇してきた株価が再下落して保有資産がみるみる減っていく状態に直面すると、鈍感ではいられない、忍耐力も限界に達する。

そういう心理状態で我慢できずに売ってしまう投資家が増加する、それが二番底の恐怖だ。

売りが増加して、出来高が増えることで、結果的に相場は二番底からの復活を開始する。

一番底と二番底は、どちらが高いか低いか、それはバラバラだ。

なお、一番底と二番底の時間的間隔だが・・・

その間隔が短ければ、二番底で引き起こされる恐怖心理は小規模だ
しかし、時間的な間隔が長くなると、二番底の恐怖心理は大きくなる

その違いの背景にあるのは、投資家が感じる「期待裏切りのガッカリ度」の大きさの違いだ。上昇期間が長くなれば、Worst is overの期待感が増殖するからだ

2021年10月8日金曜日

春山ルール 54 : 保守的な性癖が多数の心配派を生む

人間は基本的に保守的だ
社会の仕組みやルールがコロコロ変わったら困るからだ

それは株式投資家の心理にも反映される

保守的な性癖は、株式の上昇や下落という価格の変化が始まった際に、投資家の多数は変化を過小評価する
何故変化するかを考えることが面倒だと思う人間の基本特性も、過小評価を助長する


しかし、変化が一定レベルを超えると、投資家の心理は手のひらを返したように変化する。
変化が正しい、当然だ、以前からそう思っていた、という態度になる。変化に乗り遅れることを嫌悪するようになる。しかも、何故変化が正しいのかは考えないままで・・・

これは変化に同調する人が増え始めたときに、自分だけが乗り遅れたくないという他人と違う自分でありたくない、という人間の基本的な心理を反映している。

その結果、変化の後半では、投資家の多数は変化を過大評価する




上記の投資家心理の変化を反映して、株価は下図のように上昇(または下落)は徐々に加速する傾向を持っている