民間の借入金利が低すぎるとバブルを引き起こす。その金利は長期金利だ
FRBがコントロールできるのはFF金利で、その影響は短期金利(1month、3month金利など)には及ぶが、長期金利は民間の借金の価格だから借金需給で決まるので、FRBがコントーロールできない
短期金利を引き上げても長期金利が上がらないと、長短金利が逆転してしまい、銀行の資金調達金利がローン金利を上回ってしまうので、銀行は苦境に陥る
ダメ銀行を懲らしめる際には有効だが、数的に圧倒的に多い優良銀行も苦しめてしまう。抗がん剤が正常細胞も痛めつけてしまうというジレンマに似ている
FRBの悩みは、どうしたらバブルが起こらない程度の長期金利水準を維持できるか、しかも景気に配慮しながら、という点だ
そして現状では妙案が示されていない
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