2018年10月10日水曜日

分断が深まり中間が消えたUS

クリントン政権時代の1995年以降、共和党と民主党の政治的な隔たりは拡大した。
その引き金は、42年ぶりの下院の多数を奪い返した共和党のニート・ギングリッジ上院議長の「アメリカとの契約」という民主との政策の完全否定と予算成立を妨害して政府機関を閉鎖させる戦略だったと思う。

その後、ブッシュ政権、オバマ政権、トランプ政権と進むにつれて、アメリカの政治的な分断はますます深化した。
両党が主張する政策も中間的な妥協が消えて、白か黒かを選択する踏み絵的な状況に至っている。
前回大統領予備選挙における民主党サンダース候補(強いリベラル的分配主義、社会主義的な考え方)の健闘もそれを反映していたと思う

中間的な緩衝地帯が消えたことで、多少もミスがあっても、例えばトランプ大統領の場合だと、スキャンダルの暴露があったとしても「トランプは好きでないけど、民主党はもっと嫌」という状態になり、トランプ支持率はほとんど影響を受けない

下記は、Real Clear Politicsのトランプ支持率(President Trump Job Approval)だが、
暴露本が出た瞬間は支持率の低下がみられたが(青丸部分)あっという間に戻っている。



その背景は上述のような分断されて相手側に容易には寝返れることができない「深まった分断状態」だろう

この状態だと、現状が変わるには相当に大きなエネルギーが必要だし、変化した場合の政治社会のショック、政策変化、民心の変化なども大きく振れることになる

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