10歳のころに、神戸の祖母から言われた言葉があります。
一番の贅沢は、「後に残らないもの」にお金を使う事なんだよ、、という言葉
一番の贅沢は、「後に残らないもの」にお金を使う事なんだよ、、という言葉
どんな時に言われたのかは忘れてしまいましたが、あれ欲しいコレ欲しいと言う私を戒める言葉だったのでしょう。
あれから30年ほどの長い年月が流れたころでしょうか、体に良い食べ物や飲み物にお金を使うこと、旅や文化芸術や友人との交流で心に良い時間を過ごすこと、、、そういう「事」にお金を使うことが「一番の贅沢」だと思うようになりました。
そして同時に祖母の言葉が記憶のかなたからじわーっと蘇ってきました。
記憶って驚きです。
記憶って驚きです。
意図して思い出そうとしたわけではないのに、湧いて出てきたのです。
それほど10歳のころの春山にとって、心に刺さるインパクトを持ったことばだったのでしょう。
今では、天寿を全うする時に、たくさんの物を残すのではなく、生き方への共感を沢山残したいと願っています。
どんなに立派な家を所有していても、その家で素敵な時間を過ごせなければ「死んだ家」でしょうし、どんな高価な食器でも死蔵されているなら「食器は悲しんでいる」と思うのです。
来年も、体に良いものか心に良いものを求める人生を続けていこうと思います。
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