上海
これだけ大きさ下げがあって、2-3週間で「あれ、何かありましたっけ?」みたいにケロっと元に戻ることはない。
ある程度上がれば、売り遅れた投資家のヤレヤレ売りが来る。
だから、単純リバウンドが3日ほどあって、その後は売り買い交錯の空中戦が始まる。
中国だけは別だ!
おっと、その言葉にそっくりの「日本株は、世界とは・・・」、1990年1月から何千回、何年、いや20年以上も聞いてきた。
中国も、我が国の株式市場だけは・・・には「ならない」だろう。
株は欲望に基づいて投資するのであって、愛国心や株価を支えようというボランティア精神で買うのではない。
これは世界中の人間に共通だと思う。
ただし、2015年の中国株は、1990年の日本株とは異なり、壮大なバブルが崩壊したわけではない。
単に、チョイと上がりすぎのとがめが来ただけだ。
だから、20年以上もここから低迷することはない。
1989年末の日経平均のPERは「60-80倍(私は、80だったと思う)」だったが、2015年6月の上海株のPERは、実績ベースで26倍まで上がったに過ぎない。
下のチャートの赤丸部分
"スピード違反で3か月の免停"、、、みたいなイメージを考えている。
ただし、それは上海上場企業の利益が2015年7-9月期以降、数年間にわたって+10~20%の増加を示すと、投資家が判断するような状況に、経済が好転する場合だ。
もし、業績が5~10%程度の回復に留まるなら、6月の高値を年末までに抜くのは至難の業だと思う。
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