2019年8月17日土曜日

起こっていないバブルは崩壊できない

21世紀の株式の大幅下落はバブル崩壊によって起こっている
現在は崩壊するレベルに成長したバブルは起こっていないので、崩壊による大幅下落相場も起こらない

お金が不足していた1982年以前の時代では、お金が無くなると、金詰まりで景気がとん挫し、景気後退&株式暴落だった。

1982年以降、お金の不足は先進国では起こっていない
むしろ、お金が余り過ぎて金利が下がり過ぎている。
その結果、世界のお金の90%がうごめいている長期債券投資家(主として2年以上の債権に投資する)が希望するリターンが、通常の方法では得られなくなった。
しかし、彼らはその現状を受け入れずに、強欲を維持して無謀な投資に乱舞
する。
その結果発生する債券バブル、これが崩壊して金融経済が混乱する
これが21世紀の懸念であり続ける

2019年8月を観察すれば、以下のようなスライドになる  







昨年までは、次のバブル崩壊時に金利を下げることが可能になるように、政策委金利を正常レベルとFRBが考える水準まで引き上げていた
それが終わったのが2018年だ



FRBの最優先課題は債券バブルの再発防止だ
前回のサブプライム・ローン、不動産証券化商品などの債券バブルの崩壊を再現したくないのだ。

一方、欧州景気の鈍化により、日本に続き欧州がデフレ・マインドに覆われる心配が出てきた

世界経済の最後の砦がUSだ。
US政策金利をある程度下げざるを得なくなった、、バ債券ブルのリスクを認識しつつ




年末までに、まだまだUSの政策金利は下がるだろう

0 件のコメント:

コメントを投稿