Doblog時代に書いたブログの追記編集再掲です
ブローカー情報を 賞味期限で振り分けると 80%は1日、15%が1週間、残りの5%が1ヶ月程度という認識が多いようだが・・・・
春山の思うところは・・・まずは、
情報の賞味期限に関しては、多くのレポートが短い。
理由は、明白だ。
内容が分析や判断ではなく、新聞・雑誌・TVと同じような、『今日のニュース』的な聞いてきたり見てきたりした『事実の転送』だからだ。
売りまたは買いという分析・判断まで踏み込んだ内容なら賞味期限は長く読む価値はあるが、新聞・雑誌・TVのような事実の転送のレポートは、ネットの方が早く流布するからブローカー・レポートを読む価値は低い。
私自身このBLOGに関しても、自分の過去のBLOGを読み直していて最近感じていることだが、単なる事実の記載だけの記事は一定期間経過後に削除しようかと思っている。
ブログ記事の賞味期限に関しては、過去の記事と最新の記事が有機的に結合することによって、価値が倍増することで長くなると思う。
一つの記事が日本株というカテゴリーに属し、同時にハイテクというカテゴリーにも属し、さらには設備投資減税というカテゴリーにも属するということが常態だ。
配信される情報に、『この情報は、A・B・C・Dという項目に影響を与えます』という事を読者に感じさせるとか、見せる・示すなどが簡単・便利に出来れば、そのレポートの価値はアップするだろう。
さらには、過去記事とリンクで結合・検索が付加されていれば、さらにレポート価値はパワー・アップですね。(その意味では、Webのリンク機能の発明は、ノーベル賞級のパワフルな発明だと思いますね。)
要は、有用なレポートとは、かくも作成に手間のかかる面倒くさいシロモノなのだ。
アナリスト、リサーチャーは、毎日のように顧客向けにレポート・コメントの作成を要求される。
レポートの数が給与に比例するとも聞いている。私の友人で自動車のアナリストと先日会ったが、彼は年間200本もレポートを作成させられるそうだ。こんな馬鹿な評価基準も、無用のレポートが粗製濫造される要因かもしれない。
情報の有用性は、受け取り側の投資のスタンス、対象、スタイル、期間などによって異なる。千差万別の顧客全員の興味を満足させるレポートは膨大なサイズになるし、そんなものは有用な部分を探し出す手間がかかるので不人気になるから、現実的には事実上作成不可能だ。
次善の策を考えれば、『最大公約数的なレポート』を作成することになり、その結果、新聞・雑誌・TV的なレポートが各社から作成・発送されるようになる。
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春山の思うところの2個目は・・・・
情報は追跡的なお互いのinteractiveなやり取りで、単なる情報から『宝の地図』に変身する。つまり、宝の地図が、共同作業で出来上がる。
何をポイントにお互いのinteractiveなやり取りをするのか?
(1)大きな部分 : Potential、終着点を見極める
このビジネスがどこまで大きくなれるのかを判断する。
同時に、ビジネスの性質として、ライバルが早期に参入して価格競争が始まる可能性の大小を判断する。
(2)小さな部分 : タイミングの善し悪しを判断する
収益モメンタムを織り込んで(≒先読みして)、株価上昇のモメンタムが加速するか否かの判断だ。
いずれの場合も、世間的に「懸念が残っている。反対する投資家が残っている」状態が望ましい。
彼らが徐々に「売り戦略に白旗」をあげて「買い陣営に嫌々ながらも同調する」プロセスが期待されるからだ。
2019年2月24日日曜日
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