2018年8月7日火曜日

縮小均衡で生きているような日産の乗用車

昨年、欧州ではマイクラの新型が発売された。
なかなか魅力的な車だ

参考 : youtube:https://www.youtube.com/watch?v=S-E0vkbCmWw


でも、日本では出すに出せない、と言われている
  
ノートは全体の27%もの販売台数を占めている日産の屋台骨
”R+Dの償却”が終わった車体を使って、e-Powerを展開しているので、利益率も高い

そんな中に新型マイクラ=新型マーチを投入すれば、新設計のノートにユーザーの気持ちは動いてしまう。



しかも新型マーチは「3ナンバー」だから、日本ではあまり売れない可能もある。
それでは、ノートもマーチも共倒れになる。

新型マーチ  VS ノート 比較
全長 3,999mm VS 4,100mm
全幅 1,743mm VS 1,695mm
全高 1,455mm VS 1,520mm
ホイールベース 2,525mm VS 2,600mm



上の図は、下記参照
1:http://www.jada.or.jp/contents/data/hanbai/brand02.html
2:http://www.jada.or.jp/contents/data/ranking.html


また、ノートの販売の7~8割は、e-Powerだが、マーチにもe-Powerを採用しなければ、競合他社のハイブリッド勢に対抗できないだろう。

現状でマーチを販売すれば、新型マーチは、売れても償却費用があるので利益が出ない車、という位置づけになる

企業は利益が出なければ消滅するから、利益のあるビジネスを優先する気持ちは理解できる。しかし、現状は利益が出る少数の車だけを売る会社として縮小均衡に陥っていると思う。

業界を俯瞰すれば、「トヨタ VS その他大勢」という構図になって久しいが、世界的な観点からは、日本の自動車会社は3社に集約されるのが経済的な帰結のように感じる。
日産は完全にルノーになるのだろうか???

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