買いは、新規にポジションを立てるものだ
儲けたい、この銘柄は値上がりするだろう、じゃあ買おう!・・・という希望と欲望に沿ったシンプルな判断と行動だ
(捕らぬ狸の皮算用、とも言えるけどね)
それに比べると、売りは複雑だ
売りの背景、引き金、理由、それらは複数ある
中でも「買った株の不満足な現状」は投資家を悩みや葛藤を含む複雑怪奇心理状態に陥れ、色々ともがいた挙句に売ろうという判断・行動になっていくプロセスだ
何故、その株を売却したのか・・・
1:儲かったから、profit taking
これは「買った株の満足な現状」だから、詳細は省略です
2:儲かると思って買ったけど、その後の動きがモッサリしていて、思ったほど大幅には上がらない、もっと上がる銘柄に乗り換えたい
3:儲かると思って買ったけど、ウダウダで待てど暮らせど横ばいだ、ガッカリした、もうこの株を持っているのは嫌だ
4:儲かると思って買ったけど、大幅に下落した。下げが止まらない、もうダメだ、我慢ができない、どこまで下がるの?、逃げ出しだ!
・・・・こんな理由で株を売るのだが、
1と2は、株価が上昇して利益が出ている状態での売りだ。
とはいえ、1は嬉しい売り、2はイライラ売り
3と4は、株価が下落して損失が出ている状態での売りだが、3は、ガッカリ売りの現金化売り、4は、パニック売りの現金化の売りだ
1は、平常心での売り
2、3、4は,イライラ、ガッカリ、パニックという平常心を失した状態での売り
上記のように、単純な買いと複雑な売りという両者が市場でぶつかり合って、毎秒売買が成立している
だから、株の売買に関して、「安いから買う、高いから売る」、という単純で対等な紐付けや対比ができない
だから、どんな事になるのか、、などの詳細は次回に続く
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