2013年10月31日木曜日

「好きこそ、物の上手なれ」は、負けを早期に認めることから始まる

これだけやれば、相場はバッチリ儲かる・・・それを教えてください。

そういう質問は、いまだに後を絶たない。
そういう軽はずみな質問を口に出す人の99%は、株で失敗する。

残りの1%は馬鹿なふりをしているズル賢い人たち、
そんな1%、私は好きじゃない。彼らは顔で笑っても、目が笑っていない。

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これだけ沢山の事をやれば、他人より儲かる・・・それなら教えられる。
その一例は、

1:負けを早期に認める
2:敗戦処理をサッサと終了させる
3:気持ちを将来に切り替え

嫌な気持ちの時間を限りなく短期化する、
これがエッセンスだ。

嫌な時間が少ない
=楽しい時間が多い
=楽しいから好きになる
=好きなら、飽きない、長続きする
=いつの間にか、他人より上達している

昔から言われている「好きこそ、物の上手なれ」である。

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2013年10月21日月曜日

「1%増やす」、これを「1単位」とする考え方

前回ブログでは、資産を「100万円増やす」、これを「1単位」とする考え方を紹介した。

金額に固執しては失敗をする、間違いやすいと感じる人が多いだろう。
では、「1%増やす」、これを「1単位」とする考え方を同様な基準で紹介する。

年間の投資可能日数は、200日、50週、12か月、4四半期、2半年、1年

毎日1%資産が増えれば、年間で資産は631%増える。7.3倍になる。日々複利で200日間の効果だ。
以下、同様に・・・
毎週1%資産が増えれば、年間で、資産は64.5%増える。月次複利で50週の効果だ。
毎月1%資産が増えれば、年間で、資産は12.68%増える。
四半期1%資産が増えれば、年間で、資産は4.06%増える。
半年ごとに1%資産が増えれば、年間で、資産は2.01%増える。
1年で1%資産が増えれば、年間で、資産は1%増える。

一定期間に、1%資産を増やすことを目標に設定するとは、上記のような事を意味する。

面白いことに、1日や1週間で1%というと、「投機的だ」という答えが返ってくる。
一方、1年や半年で1%というと、「そんな低パフォーマンスならサルでも可能だ。私はもっと優秀だ」と言いた気な顔をする人が多い。

その背景は、「1年で10%資産を増やす」ことが「適切であり十分に可能」だという考え方が大勢を占めているからだ。しかも期間は1年間が適切だいう考え方も染みついている。
しかし、1年で10%という基準は、強いて言えば今日的には間違いである。


1975年1月から2013年9月まで、各月末を起点する12か月リターンを計測して分布図を作成したのが下図だ。
データ数、453個、単純平均:5.1%

これを示しても、「世が世であれば、バブル崩壊なかりせば、年10%が正常だ」と主張する人はかなり多い。



ちなみに、バブルは始まったプラザ合意(1985年9月22日)以前のデータ116個の平均は、11.6%だ。
1年10%という固定観念は日本が上り坂の時、輸出大国の時期のデータだ。

そんな昔過ぎるデータをベースに現在を投資するのはオカシイのであり、あの世でやって欲しい。
現世では現世の実態に即した投資戦略を立案実行すべきだ。

プラザ合意以降の平均リターンは、2.8%
しかも、プラザ合意以前と以後の際立った違いは、volatilityの大幅な上昇だ。

リターンが下がり、volatilityが上昇する。最低の市場環境だ。
そんな最悪の投資環境が、安倍首相の登場で終了したことを期待している。

さて、昔はbuy & hold戦略が最善だという主張が一定の根拠を持っていた。
リターンが10%を超えており、volatilityは今ほど高くなかったからだ。良好な市場環境だったのだ。

しかし、volatilityが大幅に上昇した現在の投資環境下では、単純なbuy & hold戦略は非常に危険になっている、少なくとも統計的には「Yes!」である。詳細説明は省略する。

投資環境が変われば、投資戦略は変化する。当然のことだ。
long-onlyだけ → longもshortも使う、このような変化は当然の帰結だろう。
short戦略を使わないなら、一定リターンが達成された時には、現金ポジションを持つことが安全のために重要になったと言える。

また、volatilityが高い状況では、投資期間は可変的に変化させる方が、安定的なリターンが得られる。この辺も詳細は省略する。
( もしくは、その市場を信用して心中する覚悟で、自分の投資人生が終わる(現金化が必要な時)まで売らない )

なお、足元のアベノミクス相場は、「踊らにゃ損々」相場であるという冷徹な認識が必要であり、今後のある瞬間では「はい、踊り終了!」の判断が肝要であることは、言わずもがなである。

今回は、文字と言葉だけではなく、一個の図を使ってしまったが、仕方が無い

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2013年10月20日日曜日

100万円を目標の1単位にする

投資に関して、様々な質問を受ける。

その時に、「あなたの投資の目標具体的に設定されていますか?」と質問する。
ほとんどの人は、「できるだけ沢山」という漠然とした目標しか設定していない。

例えば・・・
年間の投資可能日数は、200日、50週、12か月、4四半期、2半年、1年

毎日100万円儲ければ、資産は2億円増える。
毎週100万円儲ければ、5000万円増える。
毎月:1200万円
四半期:400万円
半年:200万円
1年:100万円

100万円資産を増やすことを目標に設定する。

投資する金額が違えば、100万円の意味は異なる。
long-onlyか、longもshortも使うか、レバレッジをかけるか否かでも、100万円を達成するための投資手法や戦略、達成するための期間は異なる
しかも、投資環境が変われば、全ては変化する。

達成すべき金額と到達すべき期間の「絶対的な目標値」が設定されれば、管理すべき項目が見えてくる。
どの手法・戦略を採用すれば達成されるか?
その手法・戦略に内在するリスクは?
( 今の環境では、long onlyでは無理です、という判断も見えてくる )

絶対的な目標を設定するほうが、投資活動における現実的なリスク管理が見えてくる

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2013年10月19日土曜日

空気を読めない人と、SNS

相場の仕事を長く熱心にやっていると、人間と付き合うよりも、相場と付き合う事に力点が注がれる。
人間との付き合いが下手になっていく。

2004年5月にブログを書き始め、2010年11月にfacebookを始めた。
ブログでのコメントのキャッチ・ボール、facebookでの多くの人々とのつながり、これらは私にとっては、人と付き合う時間の少なさを補完する機能を果たしてくれ、いわゆる空気の読めない私の心を修正してくれたと思う。

SNSは、どんどん現実の人間社会に近づいている。
仕事の枠や境界線を超えて、年齢・性別・地理・生業を超えたつながりは、SNSでなければ簡単には経験できない事だろう。
言葉の往復が人間関係を創り上げていく。
実生活でも、SNSでも、同じだろう。
言葉を大切にして生きたいと思う。

2013年10月11日金曜日

大きなストーリー & 小さなストーリー

投資ストーリーには、経済・株式市場に与える影響が大きく、関連銘柄の裾野も巨大なもの(=大きなストーリー)と、比較的限定されたエリアで「ぶっ飛び銘柄」を出現させるストーリー(=小さなストーリー)がある。

資源エネルギー問題は世界的に大きな影響がある。住宅問題も借金の利用を通じてその国の金融セクター全般に及ぼす影響が大きいし、借金が証券化されて世界中の投資家が売買するような状況に至れば、国境を超えて影響が波及する。

薄型TV(液晶・プラズマ・リアプロ)やMP3Player、PC、モバイル機器などは、資源エネルギーや住宅に比較すれば、小さなストーリーだ。

大きなストーリーに支えられた銘柄群は、ジリジリとしつこく上昇し、最終的には人々の考え方や価値観までも変えてしまう。

エネルギー株や資源株で言えば、「原油や資源は有限だが、払底をパニックするほどでは無い」と高をくくっていた人々を、「今回は、払底の危機を真剣に心配すべきだ。新興国が長期間にわたって経済発展するのだから」というように基本認識を変えてしまう

大きなストーリーは、最初は信用する人は少ない。
過去の常識的な判断や位置づけといった基本認識を変更しなければ、その投資ストーリーに賛成できないからだ。

大きなストーリーは賛成者がゆっくり増える。
だから、株価もゆっくり値上がりする。
時間をかけて賛成者が増えるから、値上がりもジリジリと長期間継続する。
最終的には、全員が雪崩を打ったように賛成の輪の中に飛び込む

基本認識を変更させるほどの巨大な影響力であるがゆえに、逆にひっくり返った時の反動・下落も相当なものになる。
一旦変更した基本認識が再度別なものに変更を強いられるか、捨ててしまった古い基本認識にもう一回戻らなければならないからだ。

小さなストーリでは、そんな大事にはならない。

自分の投資しているストーリーが、大きいのか小さいのか、整理して銘柄管理をすると、将来のアクシデントに際して、心の準備ができるので、パニックを防止できる。

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投資ストーリー

「投資ストーリー」は落ちている。多くは公開情報の中に転がっている。
気づくか、気づかないかの差である。
気づいたら拾いに行けば良い。

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十分に理解納得してから投資し、その後もストーリーのフォローをする。
フォローが可能なように、ストーリーの数は限定すべきだ。
通常は片手以下になる。

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投資は、「へーっ、そりゃ面白い!その話に乗ってみよう!」で始まる。
「これでその話は終わったね」で終了する。

投資ストーリーの選別は、意識的にまたは無意識に誰でも実施している。
大事なお金をつぎ込むのだから、意識的に手順を決めた方が失敗が少なくなる。

スクリーニングとは、「その話には乗れないね!」というエセ投資ストーリーを切り捨てる作業だ。
熱くなりやすいのが普通の投資家だ、単なる思い付き、勘違い、独りよがり、思い込みは実に多いものだ。

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残った少数のストーリーは自信をもって投資すべきだ。
成功する投資ストーリーの多くは、当初は不安なものが多い。その不安は賛成者の少なさが原因だ。
当初の賛同者が少ないほど、将来得られる利益は大きい。明白にも儲かりそうなものは、既に大勢の投資家も気づいて投資しているので、短命に終わるか、既に割高な価格に達している場合が多い。

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投資は、「面白い!その話に乗ってみよう!」と思うことが始まりだ。
思ったら次に、何故その話が面白く、何故その話に乗りたいかを、紙に書いてみる

紙に書く理由は単純だ。
口で話すことは簡単でその場の雰囲気で何とでも言えるし、話した言葉は空中に消えてしまうので、後から判断の善し悪しの判定もできない。

紙に書くことは重たい作業だ。
熱い気持ちでこれは買うべしと感じた銘柄でも、理由を書くとなると、熱さは消える
書きながら、何故?を自問する。
ほんの30分足らずの作業で、勘違い、独りよがり、思い込みを簡単に排除できる。

書く理由のもう一つだが、紙に書いて残せば、いつでも見直して、指差し確認ができる。
毎日必ず見る壁面(トイレがお勧め)に貼っておくのが良い。
恥ずかしいなどと言い訳して逃げてはいけない。

投資する理由に関して、項目の羅列しか書けないなら失格だ。
「***が、***だから***となる。」という文章が書ければ合格である。
文章が書けるということが、ストーリーが描けるということであり、文章にできないものは、起承転結のストーリーが成り立たないということだ。

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