(2)と(3)は文字数制限の上限に抵触したので2分割しましたが、連続する内容です。
揺れるヨー ロッパ : 東欧、PIIGS,アイスランド (1)歴史的背景
揺れるヨー ロッパ : 東欧、PIIGS,アイスランド (2)宴の後(上)
揺れるヨー ロッパ : 東欧、PIIGS,アイスランド (3)宴の後(下)
揺れるヨー ロッパ : 東欧、PIIGS,アイスランド (4)まとめ
第一次世界大戦、第二次世界大戦という2回の敗戦の結果、ドイツは欧 州の中で過去の戦争責任を負うことになって今日に至っている。
支払いは様々な形態を通じてなされている。欧州内で何か問題があった際に は、その金銭的な請求書はドイツに回ってきている。
ま た政治的なリーダー・シップはフランスの役割で、その費用はドイツが負担するという「口出しはフランス、金払いはドイツ」の構図も、過去の戦争責任が背景にある。
EU は加盟する小国を優先する形式で始まった。欧州が一致団結し て強力なドイツを封じ込めるのが目的だった。そのためEUは 少し前まで全会一致でなければ決定が通らない形式を採用していた。小国の言い分をEUのルールに反映しさせるためだった。
その結果、EU の政治経済体制は、強力な国が弱小国のペースや力に合わせて、小国を援助しながらゆっくりと進む「護送船団方式」 になっている。
護送船団方式は外部からの侵入がない限りは安泰だ。ただし護送される小国には「ついついサボッてしまう」というモ ラル・リスクが発生する。
PIIGS問題は、ある意味では護送 船団方式のモラル・リスクが顕在化したと解釈ができる。
ギリシアはこれま で通り、強国が助けてくれるのが、伝統的な欧州の秩序だと当然のように考えているだろう。
さて、請求書が回ってくるドイツは、「護送船団方式」 に堪忍袋の緒が切れて。。。。となるだろうか?
2010年4月2日現在では、まだ答えは出ていない。
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